皆さんこんにちは^_^よく質問されるガードドッグについて、または、警備犬、良い悪い、これらの質問、この定義について、書いてみます。
2つの動画を参考にして、書きますので、興味のある方はしっかり動画を見て下さい。
どちらの動画も、犬達のパフォーマンスは素晴らしいですね!
競技内容はさておき、咬むと言うパフォーマンスだけをかいつまんでの話しです。
犬=咬む、防衛犬にとってこの咬む行為こそが価値になりますが、単純に咬むと言っても、その型は、沢山有ります。
これは、何百何千回と数をこなして来た人間にしか分からない、見えてこない事が有ります。
私は、過去、少なく見積もって100頭以上、実際は150頭以上にのぼる、防衛犬の咬みを受け経験して来てます。
そこから見えた、咬みと言う型の実際、競技向きか不向きか、実践向きか、不向きか、片袖向きか、不向きか、ボディバイトスーツ向きか、不向きか、等、咬みの型によってこれらがハッキリと区別出来ます。
浅い深い、ハーモニカするしない、押し込み出来る出来ない、等、犬の咬むスタイルにも沢山の型が有ると言う事、恐らく知っている人はIGPに精通している訓練士、訓練士以外では私だけでしょう!
知ったかぶり人間は山ほどいますが…
上の動画に見るロングアタック、カッコイイですね!
競技受けしますね!
ダイナミックですね!
しかし、これが実践向きか?と言うと、難しい
逃げる相手、遠距離にいる人間に、跳躍距離を持つロングなアタックをする犬は、対象者からすると交わしやすく逃げやすい、実践では、逆にロングアタックしない犬、足下に入り咬む、これが出来ないと対象者は逃走しやすくなります。
この様に、競技受けする犬と競技受けしない犬では価値観が変わって来ます。
また、経験豊富だが、口が浅い犬の特徴として上げれるのが、反撃をもらわない反撃から逃げやすい事を悟っている犬、即ち実践防衛訓練を相当数こなしてきている犬、という事になります。
初めから口が浅い犬、これは競技にも不向き、実践にも不向き、で、脱落していくケースが多い犬になります。
逆に、口が深い犬は反撃される事を知らないので実践では返り討ちに合うケースがほとんどです。ナイフで斬られる、または刺される
ただ単に威嚇、咬む距離に入れば咬む、一般的にはこれで番犬は十分な訳ですが、私が目指し、体験し、習って来た事は、防衛犬=キャッチドッグという、咬捕制圧を完璧にこなせる犬、ナイフやバット、鉄棒類所持者制圧、高度になると、対テロリスト制圧という、煙幕を使用し、犬のアプローチを対象者に悟られ無い様にアタックし、拳銃所持者を制圧するという、日本では考えられない絶対に出来ない経験を幾度とこなして来た人間じゃないと、高度な犬を作る事は出来ないもんです
その理由は、解らない事をいくら想像を働かしてもそれはあくまでも想像の域を出ないという事です。
特に犬という生き物を使い、対人を制圧する作業は、ただ咬めば良いという事ではなく、必要最小限の怪我で取り押さえる作業になります。
この定義から離れると、ただガブガブ咬めば良い、キチガイ犬で十分という事になります。
即ち、上記した状況を判断し考え行動出来る犬じゃないと、本当の防衛犬とは呼ばないんですね(^_^;)
どんな犬でも、ではなく、選ばれし犬である必要があると言う事です。
それは、ジャーマンシェパードであったり、ベルギーシェパードであったり、ワーキングロットワイラーであったり、ヨーロッパラインのワーキングドーベルマンであったりする訳です。世の中には、ヨーロッパもアメリカンも、ドーベルマンは一緒という、無知でアホな輩はいますが…
この様に、犬種にも向き不向きが必ず有ります。
分かりやすく例えると、クラウンアスリートはオンロードでは素晴らしい走りをします。が、オフロードでランクルに敵いますか?敵いませんね^^;
こういう事です^_^
向かない犬種で、いくら防衛犬の真似事をしても所詮は所詮という事です。
私が殺人犯人としましょう。目的達成の為に侵入、するとそこに、ボクサー、はたまたアメリカンドーベルマン、または日本犬、もっと言えば、シェパードがいようがロットがいようが、土佐がいようが、ピットがいようが、ワンワン威嚇しようがおっかなびっくり咬みに来ても、可哀想ですが返り討ちにします。で、目的達成の必殺と言う結末に至ります。
私は状況下にある犬の心理を読み取る事が出来ます。
なので私がナイフや木刀や鉄パイプ等の武器を所持していたら、咬まれる前に犬を戦闘不能に落とし入れる事容易です。
要するに、私の様な人間が相手となると、特別な訓練を入れないと本当の防衛犬は作れないと言う事実に突き当たります😅
だから、極めないといけないんですね😊
私が防衛犬を作る基準は、私が対するという仮定に基づいています。
以上。