遂に念願の…スロベニア編 | 世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

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世界中「ヨーロッパを中心」の犬を求めて、夢見る真のスーパードックとの出逢いと、育成に、人生の半分を注ぐ我が儘男の生きざまblog

旧ユーゴスラビア、スロベニア、正真正銘のサルプラニナッツ、「シャルプラニナック、シャルとも呼ばれる」を、マジマジと、じっくり、ゆっくり観察して来ました😉😍
過去に、何度か、シャルは見て来ましたが、今回ほど、ピュアブロード、オールドブロードを、証明出来る飼い主に会う事は有りませんでしたが、

数年の歳月をまたぎ、遂に念願のオールドブロードを飼う、オーナーと接触出来、
会いに行って来ました。オールドブロードの証明解説は後ほど…

サイズ、バランス、気性、
どれを取っても、最高の犬種です。

一言で言い表せないのですが、長毛種の護蓄犬種で、これほどバランスの取れた犬種は他にいないのではないか?
と、思える様な犬種です。

ジャーマンシェパードの聡明さと、沈着冷静さスタミナを持ち、護衛マスチフ種の格闘能力を備え、
状況判断の的確さを身に着け、敵と判断したら死ぬまで闘う強固な意志と闘争心を備える、
「バルカン半島には、ヒグマが生息、昔は、家畜だけでなく、人間も襲われる被害が度々起きていたと言う悲劇の歴史が有ります」

★家畜を襲撃に来たヒグマ相手に、生命からがら2時間近い格闘をし、護り抜いたサルプラニナッツがいた記録も残されています。

★2匹のサルプラニナッツが、3匹の狼と数時間に渡り闘い、これもまた、羊を護り抜いた記録も残されています。

★また、家畜泥棒に来た数人の盗賊が、絶命されていた記録も残されています。

護蓄犬種は沢山いますが、サルプラニナッツほど、悲劇的な犬種は見当たりません。
そこに私は、この上ない魅力とロマンをこのサルプラニナッツから感じるのであります😔

⬇このカラーが、昔のサルプラニナッツの原種色と言います。「希少色」


仔犬達の動きも軽やかです😊


可愛いですね😍
なんでしょうか、警戒心もある中、しっかりと確認作業を3ヶ月半で出来る、

環境もそうさせているのでしょうか?

利口な部分がハッキリと見て取れました。

このサルプラニナッツオーナーは、今で言う父母セルビア、ボスニアと言う旧ユーゴスラビアを代表する南スラヴ人の血族人種です。

1914年に、セルビア人の若者が起こした公族射殺事件が発端で、「詳しくは、また機会が有れば書きます」第一次世界大戦が勃発、その後、
旧ユーゴスラビア圏内の紛争で、サルプラニナッツは、絶滅寸前にまでなったと言われていますが、その中で、犬と共に疎開した人間達や、侵攻して来た、ドイツや、オーストリアの国の人間によって、サルプラニナッツは持ち出され、その人間達によって純血繁殖されたサルプラニナッツの希少な血統が維持され、護られ、戦火が落ち着き、紛争が収束され、それぞれの国々が独立していく過程の中で、絶滅を逃れた古い血統と、疎開、連れ出されたサルプラニナッツの純血種の子孫が、マケドニア、ボスニア、セルビア、スロベニア、クロアチア等にそれぞれ戻されていく過程を辿り、今のサルプラニナッツが継承されていると言う、まさしく、悲劇の中を生き抜いた歴史が有るのです。

オーナーのサルプラニナッツも、セルビア、ボスニアにいた古い純血サルプラニナッツを祖祖父、祖父、父親が大切に継承して来た個体達だと話してくれました。

世界中を見渡しても、非常に希少な犬種で、ヨーロッパ以外では、カナダ、アメリカに、コヨーテや狼、熊対策に、輸出されている位で、アジア圏には、純血サルプラニナッツは輸出されていないと言われています。

理由は、近縁犬種と言われる、ロシアのコーカサスオフチャルカが
「詳しくは、私のリキュー記事にて書いています」
つとに有名、メジャーになっている為、一回り小さいサルプラニナッツよりも、サイズの大きいコーカサスオフチャルカを好む人間が多く、サルプラニナッツは、旧ユーゴスラビア圏内以外では、人気は低いと言われています。

しかしながら、そのキャラクターは、メジャー級で有るのは、


実際に触れて見た人のみが、解るので有ります☺️

私は、サルプラニナッツがとても大好きで有ります…