rottweiler | 世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

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世界中「ヨーロッパを中心」の犬を求めて、夢見る真のスーパードックとの出逢いと、育成に、人生の半分を注ぐ我が儘男の生きざまblog

アーサーの死をきっかけに、ロットワイラーについて、書いてみます。

ロットワイラー、非常に防衛本能が強く、家族愛に溢れた犬種です。敷地防衛、いわゆる、テリトリー意識、防衛を得意とする
ジャーマンシェパードやベルジアンマリノアも同様ですが、シェパード種が広域とすれば、ロットワイラーの守備範囲は狭い、これにはちゃんとした理由が有ります。

シェパード種は、本来シープドッグであり、家畜の防衛、敷地防衛、農場防衛、と、その守備範囲は、広大です。

その点、ロットワイラーは、倉庫や家含む敷地の防衛犬であるため、シェパード種の様に追撃、追捕する脚力を要する事を得意としません。

すなわち、敷地内に侵入する者に対しての防衛が得意と言う事になります。

しかし、これには、弱点が有ります。
敷地内では強さや、威嚇力が発揮されますが、敷地外での反撃や攻撃からは回避しようとする傾向が強くなります。
悪く言えば、臆病、良く言えば警戒心が強い、シェパード種は、反撃や攻撃には攻撃で対処しますが、ロットワイラーは、下がりながらの威嚇、背中を見せると攻撃、平均してこの様な個体が多い、その為、心を鍛える作業が重要です。

欧州のワーキングロットワイラーは、非常に心の強い個体がその多くを占めますが、アメリカ、オーストラリアの個体達は見事に臆病な個体が多いというのが私の印象です。
ロットワイラーは、誰に対してもラブリードックでは困ります。
いや、それだから良い、そう思う方は、残念ながら、完全にロットワイラーという犬種をダメにしていく発想です。

ロットワイラーという犬種は、分別のある性格に仕上げていける努力が出来る飼い主こそ、理想です。

また、ロットワイラーは闘犬でも、猟犬でもありません。

大切なのは、主人や家族、弱者を護ろうとする性質です。そこから逃げ出さない、背を向けない個体こそが、理想です。

吼えまくり威嚇するだけならば、小型犬に任せた方が良いですね(^^;

やはり、ロットワイラーが敷地や室内に居れば迂闊に侵入は出来ないし、ヤバいね(^^;

心理的にこう思わせる事が出来るだけの犬でなければ、ロットワイラーという犬種の魅力は半減します。

なぜ?欧州のワーキングロットワイラーが良いのか?

アメリカラインはなぜ良くないのか?

それは、根本的に、機能性を重視した訓練過程を重要視している欧州と、ドックショーやバカデカさ、ラブリーばかりを求め、訓練性能を重要視しない、アメリカやオーストラリアとは、求めている中身が全く違うという点、それら犬の質そのものがもう根本的に違う訳です。

訓練しないし、家庭犬で欲しいだけだから…

一般的には、そうだと思います。

ですが、無いよりマシ、有れば嬉しいし誇れる、これが機能性です。

機能性は、高い方が良い、無いより有るに越した事はない、

弱いより強い方が良い、見かけ倒しより、中身のある方が良い、ですよね?

ならば、容姿も機能性も備えたロットワイラーが理想です。


私の求めるロットワイラーは、

ドックショーにも通用し、機能性も優れ、強い性質を有している、これが私の理想です


上の写真から、私が注目しているロットワイラーです(*^^*)


勿論、日本には一切入っていない超血統、

素晴らしいですね!!

過去、日本には、訓練&ショーqualityのこれだけの超血統は入っていません。

ADRKライン、ドイツロットワイラーは入っていますが、容姿はexcellentとは呼べない個体が大半です。

訓練性能抜群、容姿excellent、この両立こそが、作り手側の目指すべき本来の姿勢です。


まぁ、普通じゃどう足掻いても無理だな(*^^*)