自宅再訪

美由紀様の自宅に伺いました。現状で得た情報を全部伝えたところ、やはり、愛人さんをご主人より寝取って欲しいと依頼してきました。「愛人さんを寝取ったところで、又、ご主人が第二・第三の愛人を作ったらどうするのですか？」と尋ねると「そんな先は分からない、とにかく今の愛人と別れさせたい」との事、どうして美由紀様は、あまりにも分かりやすい答えしか出さないのか、嫌になります。

「愛人さんはご主人の浮気から、遊び癖がついているだけで、決して美由紀様ご主人・私にも本気になってないし、私にそんな気持ちの方を、夢中にさせるだけのテクニックも無いと思います。美由紀様はご主人とよりを戻したい気持ちがあるのですから、愛人さんと別れさせる事を考えるのではなく、ご主人の気持ちを、愛人さんから美由紀様へ向くように努力するべきだと思います。前回、私が自宅を伺ったときにお願いした、部屋整理・車の処分を含む出費の削減・夜の仕事を昼に変える事、なにかひとつでも改善されていない現状で、ご主人の気持ちを取り戻せる訳がない、もっと真剣に対応いただかないと、私は、この件より手を引きます。」と伝えると、なにも言わず涙を落としました。