インフルエンザB型と診断されて、
娘は登校できず私は在宅ワーク。
娘は熱も下がり、元気いっぱい。
でも登校はできない。
うるさくはない。
むしろ静か。
テレビを見て、
ゲームをして、
時々くすっと笑っている。
その姿にほっとするはずなのに、
胸の奥が、なぜかざわつく。
ピアノは弾いていいのかな。
でも無理はさせたくない。
でも時間が止まっている気もする。
お昼ご飯はどうしよう。
仕事のチャットは鳴る。
メールは増える。
本当は今日は、
チームで遠方に行くはずだった日。
今ごろみんなは動いている。
私のいない場所で、仕事は進んでいる。
あれもやらなきゃ。
これもやらなきゃ。
どうやって全部こなすの。
頭の中は、いつもより少し騒がしい。
そして気づく。
このモヤモヤの正体は、
“コントロールできないことへの不安”。
娘の体調も、
仕事の段取りも、
周りの評価も、
未来の予定も。
思い通りにならないことが重なると、
こんなにも心は落ち着かなくなる。
でも。
元気になった娘が、
平日の昼間に、すぐそばで笑っている。
学校に行っていたら見られない、
この時間の、この表情。
もしかしたらこれは、
今だけの、静かな贈りもの。
そしてもうひとつ。
私が行けなくても、
チームはきっと回っている。
完璧にいなくても、
世界はちゃんと動いている。
それは少し寂しくて、
でも少しだけ、安心でもある。
全部を握りしめなくていい。
今日は、できることをやる日。
モヤモヤしながらでも、
焦りながらでも、
何とか今日も生存。
