前回の記事でも触れましたように、今回は喜望峰のお話です。
話に入る前に、
喜望峰がどのような場所か御存知でない方もいらっしゃると思いますので、少し説明を。
喜望峰(ケープオブグッドホープ)とは、
アフリカ大陸最西南端の地であります。
したがって、アフリカ大陸縦断を夢見て、
北(多くはエジプト)から南を目指す旅人の、
一種のゴールのような場所でもあるのです。
僕達三人は南アフリカインなので、この場所はゴールというよりも、
始まりの地という言葉の方がお似合いですが。
さてさて。
そんな喜望峰への、
バブーンカンダ率いるハチャメチャ冒険隊の、
ハプニングツアーが、ついに始まります!!
・・・と言いたいんですが、実は今回、そんなパーティーに新しい仲間が増えました。
この女性の名は、アキさん。
僕のオカンも、アキさん。
・・・どうでもいいですね、そんな事。
アキさんとの出会いは至って単純。
喜望峰へ向かう当日にたまたまアキさんがチェックインしてきて、
例の如くカンダ氏が『日本人ですかー?』と尋ねたのが始まりだ。
んで話はトントン拍子に進み、一緒に喜望峰に行く事になったんです。
もっとも、喜望峰に対する意気込みは僕達とは違うようですが。
なぜなら彼女にとって、
ケープオブグッドホープは終わりの地なのだから。
そう、アキさんはエチオピアからアフリカ大陸を女一人で南下してきたツワモノなのです。
いやー、なんだか最強の味方だらけになっちゃったなー。
方や150カ国を目前としている国家マニアで、
方やどんな場所でもどうどうと写真を撮るエハガキマニアで、
方やアフリカ縦断を終えた女戦士。
もう安心です、僕。
ではでは、喜望峰へレッツゴー!なのです。
という事でやってきたケープポイントですが。
(早い早い展開早い!!!)
天候は生憎の雨。
『カンダさん、雨女でしょ!!』
となかなかに失礼な突っ込みをする僕。
『私じゃないしー、私晴れ女やし』
とカンダ氏。
1週間も共にしていれば、良くも悪くも、お互い気を使わなくなります。
おもしろいっすね、人間って。
喜望峰を望む!!
雨が降ったり止んだりのこの状況で、記念撮影です。
時折凄まじい雨が降るので、近くに建物がない場合は最悪の状況に陥ります。
なんとか雨を回避して、早く喜望峰へ行きたかった僕達ですが。
ここでも出ました。
カンダ氏の暴走が。
彼女の目にはそれはもうさぞかし素晴らしい光景が星の数ほど見えたのでしょう。
1分ごとに立ち止まり、写真を撮るわ撮るわ・・・
しかも要所要所で自分が写らないと気がすまないという始末。
厄介だー、この人、厄介だー。
・・・でもね、僕達はもう互いに気を使う中じゃあありません。
だからあの時のように、黙ってはいませんよ、僕も。
あの時①はコチラ
あの時②はコチラ
言いたい事ははっきり言おう!!
『カンダさん、はよ次行きますよ!!』
『喜望峰も雨だったら最悪ですよ』
『今、雨止んでます。今のうちに下まで降りましょ!!』
『バブーンさん、カンダですね』
『いや違った、カンダさん、バブーンですね』
事あるごとに立ち止まるカンダさんに対して、
怒涛の連続で急かす僕。(勿論面白半分で急かしてるんですが)
そしてその急かしによって彼女のボルテージがある一定に達した時、カンダ氏も爆発した。
『ちょっと待ってってー!すぐ急かすんやからー!!』
『苛ちやろ自分ー!!』
『こんな所もう二度と来ないよ!』
『99%の確立で来ないよ』
このやり取りを真横で聞いていたアキさんはこの時こう思ったらしい。
『いや、あんた1%の確立は残しておくんやね』
・・・一度爆発すればなかなか止まる事を知らないカンダ氏。
『絶対苛ちやわ!!』
流石にここまで言われては僕も黙ってませんよ。
なんだとこのやろう、となるわけです。
そう、僕は怒れるヒヒ女王に対して、手札にある3枚のカードの内、最も強力であると思われる手をうった。
『ごめんなさい』
丁重に謝っときました。
帰り道、バブーンクイーンは怒りを沈め、得意のポーズを見せてくれましたとさ・・・。
おっとっと。
忘れてましたが、勿論喜望峰にも行きましたよ・・・。
次回予告。
アフリカンペンギンを見たバブーンカンダ。その時・・・!?
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