ある選挙区の議員定数と有権者数との比率が、他の選挙区における比率と著しく均衡を欠くこと。議員一人当たりの有権者数が少ない選挙区ほど有権者の一票の価値は大きくなる。格差を是正するため、選挙区の定数や区割りを変更するなどの調整が行われているが、衆院選で2倍以上、参院選で5倍前後の格差が生じる状態が続いている。一票の格差。
◆例えば、選挙区の有権者数を議員定数で割った「議員一人当たりの有権者数」が最も多い選挙区Aで50万人、最も少ない選挙区Bで20万人だった場合、格差は2.5倍となり、選挙区Aの有権者の「一票の重み」は選挙区Bの半分以下(5分の2)となる。昭和47年(1972)の衆院選では4.99倍の格差が生じ、最高裁は初めて違憲と判示したが、事情判決の法理を適用し、選挙そのものは有効とした。参院選では6.59倍の格差が生じた平成4年(1992)の通常選挙について、最高裁は違憲状態(著しく不平等な状態だが立法裁量権の範囲内)と判示している。最高裁は、衆院選で3倍以上、参院選で6倍以上の格差が生じた場合に、違憲または違憲状態とする判断を示してきたが、格差が2.3倍だった平成21年(2009)の衆院選や、格差が5倍だった平成22年(2010)の参院選についても平成23年(2011)に違憲状態との判断を下している。
■引用元:
・定数不均衡 【テイスウフキンコウ】
http://kotobank.jp/word/%E5%AE%9A%E6%95%B0%E4%B8%8D%E5%9D%87%E8%A1%A1