冒険 なんてロマンある言葉なんだろう。
ブログのタイトルを 始めての冒険 と名付けようと思ったけれど・・・
都会育ちの私からすれば、ある意味で冒険は結構してきた様な・・・始めてではないという事で。
この約3週間体験した事を体験入店ならぬ体験本気冒険記として数回書いてみます。
バリから離れた所にあるそこへは貨物船・・・いや漁船・・・いや採れた魚と荷物を運ぶ船で12時間。
ちなみに年に1回くらいのペースで沈没するそう・・・
この12時間問題はお手洗い。
船底から海に落とす穴が有り、それを囲うのは膝上ほどの板のみ・・・
女の人はずべてを見せる覚悟と勇気があるのならそこでどうぞ。みたいなトイレがついている。
まさかの足腰が立つウチにこれを使うことになろうとは・・・
友達が冗談でくれた大人おむつ。自分で港で装着。そして自分撮り。少し切なくなった。
おむつ良し。遭難用のお水、お菓子良し。救命胴衣良し。装備を整え船に乗り込むが。
外人の女が?1人で??その船に乗る???と乗客も船員も不思議顔。
ですよね~ 私だって不思議なんだから。
12時間の船旅は睡眠薬を使い寝ることに終始しようとしたかった。
でも雨、風で寒い・・・すると子供と同船していた女性がこっちにおいでと毛布に入れてくれた。
私は見知らぬその親子と川の字、寒すぎて子供を抱き抱えてようやく眠りにつけた。
出発は午後4時、目的地が迫った午前2時・・・遂にその時間が来た。
装着はしても出来ればしたくなかったそこに、放尿・・・
流石に寝たり、座ったりの姿勢だと不安定だったので、揺れる船の端に立ち柱に捕まって開放・・・
なんとも言えない開放感、そして刹那。
一気にそれは重くなった。
1つだけ幸いがあるとするなら緊張からくる下痢には襲われなかったというところ。
12時間弱 無事に着いた。
私がここで見たかったもの。
日本でも、楽園バリでも見られない広い空とパーフェクトサンセット。
建物はあっても電気も真水もないここで数日パーフェクトサンセットを待った。
雨が降ったりとか、本来の視覚的にパーフェクトではなかったかもしれない。
でも私にとってはとってもとっても素敵なサンセットだった。
そのほかに私がここで見たもの。
虹。心地よく吹く風。黄金色の雨。野人。
どれも写真に写せるものじゃなかった。
写真に写せないもの。それが私の本当に見たかったもの。
そして超インドネシア。
ここに住みたいとは言わないが、住めるか?と聞かれたら住める可能性もある。
その1 終わり。