おじいちゃん。
去年の夏におじいちゃんが亡くなりました。
何故かわたしはおじいちゃんは絶対死なないと思ってて。。。
「俺みんな見送ってから逝くわ~」って普段から言ってたのもあってなんとなく死なないって思ってました。
でも死んでしまいました。
おじいちゃんとの思い出は特に無くて、世間で言う「孫の扱い」をおじいちゃんはわたしにあまりしなかったんです。
「ビスケットあるぞ?食べるか?」ってにやにやしながら呼ぶので、隣に座ってふたりでお菓子食べながら特に何か話す訳でもなくぼんやり過ごしてるってのがパターンで。
おじいちゃんにとってわたしは、お友達だったり自分と同じような生き物って認識だったかもしれません。
ちょっと悪いお友達ね、悪友。
わたしはおじいちゃんから家族の事でも他の人の事でも、一度も悪口を聞いた事がありません。
そこがすごく大好きなところです。
あと、人前で泣きません。
でも泣いてる所を見たことが無いって言うのは家族の言ってた事で、実はわたしの前では泣いていたのですよ。
おばあちゃんが亡くなった時、ふたりきりで夜にカレーを食べてたらおばあちゃんとの思い出を
わたしにお話しながら泣いていました。
お通夜でもお葬式でも泣かなかったのにね?
どうしたらいいかわからなくてティッシュを丸めておじいちゃんになげたら、涙を拭いてました。
それからいつものように特に話さず、ふたりでぼんやりしてたのを思い出します。
愚痴も最後に聞いてて、亡くなる前まだ意識がはっきりしてる頃に「家でこんな事言われてよ、俺悪くないのに」って。
「だね、はんさ(おじいちゃんを名前で呼んでたので)は悪くないね。だってそれってさ~略」
「そうや~」
ちゃんと地味に仕返しはしておきましたよ。
本人は気付いてなかったけど。。。
普段愚痴も言わなかったのに言ったのは、そうとう悔しかったのかな。
わたしに言ったのはそういう事でしょ?
あいつなら敵打ってくれるかな~って。
ね。
あと足が不自由だったので危ないからってたばこを禁止されてたの。
それでわたしに「たばこ買ってくれ~」ってよく言ってた。
だから買ってわたしが管理してたまに外で見かけた時(一緒に住んではなかったので)車いすひいてお散歩がてらたばこをあげてました。
入院してすぐも「たばこ買って~」って言うから、病気の事もあるし「退院したらね」って言ってて。
死んじゃうなんて思ってなかったし退院すると思ってたから買ってあげなかったけど、死んじゃうんだったら吸わせてあげたら良かったな。
車いす引いて院外に出られる状態ではあったので。
「〇〇なら買ってくれると思ったのにっ!」って怒ってたな。。。
ごめんね。
入院のきっかけは透析の管から出血して貧血を起こしたから。
それで血圧が低すぎて透析ができないため、輸血をしたのですが
輸血の血液が脳に飛んでしまって何もわからなくなってしまいました。
それでもまだ退院できると信じてたので退院しても大丈夫なように
脳に刺激を与えようと病院のお外に連れだして人や車が通るのを見せたり
手に刺激を与えてました。
画像はその時の物。
でも亡くなっちゃった。
主治医の先生が言った言葉
「ここまで生きたならいいでしょ」
家族にここまでとかないし、もし自分の家族に対して言われても先生は平気なのかな。
この言葉、一生忘れねーからな!
わたしはおじいちゃん、おばあちゃんが大好きなの。
自分のおじいちゃん、おばあちゃんじゃなくても。
もう、わたしのおじいちゃんもおばあちゃんもいないんだって思うと寂しい。
だから沢山のおじいちゃん、おばあちゃんとお友達になりたいです。
最近少し立ち直ってこれたよ。
おじいちゃん。
向こうでも元気でいてね。
サンデーとサンデー
この「日曜日のやり直し」って記事、無理して強がって書いてます。
当時は強がってないと立ってられなかったので。
あの出来事から4年、最初の3年は本当に辛かったです。
気にしないようにしよう、考えないようにしようと思っても夢にまで見てしまうので起きていても眠っていても、全然気が休まりませんでした。
でもね1年くらい前からかな、傷つけられたからって、おばあちゃんとの大切な場所も奪われたからって、自分が駄目になってしまっても結局後悔するのはわたし自身だしそんなんでいいのかな?って思うようになってきて、結局過去は変えられないのだから考え方を少しずつ変えていきました。
前の記事に書いてある通り、お母さんがわたしの事を大切に思ってくれてずっと味方でいてくれたのでわたしは立ち直れたんだと思います。
わたしに非は無いとは言え、わたしの味方をしてくれてた事でお母さんが失った物もあります。
昔はお母さんとは仲が悪かったけど、本当にわたしが悩んでいる時助けてくれたのはお母さんで、あの日も気分転換に桜を見に連れて行ってくれました。
先週、お母さんとお出かけをした時に色々な話をしました。
幼稚園の頃からの過去の話をいっぱい。
わたしは記憶力だけはいいのでその時々の会話まで覚えてるのですが、あの時こうだったね、それでお母さんがこうしてくれてすごく嬉しかったって。
そう話すとお母さんも思い出してくれて「あの時はこう思ってたんだよ、だからこうしたの」って、そうやって記憶合わせみたいな事をしてました。
そうやって記憶の交換してたら、本当にわたしの事考えてくれてたんだなってすごく嬉しくて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
気がついたら、あの時の事も自分から話し出してて今はこう思ってるよって話をしてました。
嬉しそうに聞いてくれてたと思う。
今はこうしてもう話せてるって事は、やっと立ち直れたのかなって思いました。
すごく大切な一日でした。
あと1つ。
立ち直りかけを立ち直らせてくれたのがももクロちゃんで、たまたま見たこの動画が背中を押してくれました♪
この動画を見て大泣きしてしまいましたw
(もしかしたらブラウザによっては動画表示されないかもです。あと、携帯からは見られるのかな。。。?ももいろクローバーの「走れ!」って曲ですぅぅぅ!☆)
ももクロちゃん大好き♡
お母さんが「アイドルで立ち直るなんて本当になにがきっかけになるかわかんないね」って笑ってました。
来週お休みが一緒なので「桜見に行こうね!」って言ってくれたので行ってきます♪
これからいっぱい親孝行したいと思います( ´ω`)フフッ