woodgatewayさんのブログ

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地震から何年も先の未来。
17人。
その海は。。。
夜はあっというまにふけた。

お客は来ないので3人のままである。
3人ともすっかり出来上がってしまった。

そろそろ家に帰ろう。。。

マスターはともかく、よっさんと逆方向なのでそれぞれタクシーで帰る。。。すごく痛い。。。
一山越える遠い私は稼いだバイト代がかなり減ってしまった。

チュンチュン・・・
「!?」
目が覚めた。マスターの店??? 家のマイベットに寝てる。焦った。。。
手元の大正時代の機械仕掛けの目覚まし時計は10時10分をさしていて音はうるさい。
手が重いと思ったら腕時計をつけたままである。このアクアNO.1号はとても重いんよ。。。

寝ぼけながら台所に向かった。まずフライパンを持ってコンロに火を付ける。次に食パン2枚を小さい頃から使っている古いポップアップトースターに入れる。その間に冷蔵庫から卵を出してフライパンがあったまったか水を垂らして・・・よし。油垂らして卵を割って目玉焼き・・・・・蓋がみあたらないのでターンオーバーにしョ。これはこれで両面焼くのでカリカリ度が増す。もちろん黄身は半熟で。ガチャン。トースターのポップアップが上がる。焼けたパンにマスタードとマヨネーズを片面に塗り、スライスチーズにハム、ゴーヤスライスを乗せ、韓国産の塩、粗挽き胡椒をひとふり、もう1枚のパンの片面に八朔ジャムをぬって完成。味はアメリカンな感じでうんまい。ブラックコーヒーで引き締める。
幸せなひととき。。。


‐昨日の県警本部‐

人がいつもより多い。
こんなに警察官はいただろうか。。。

作業服を着た者が資料を持って、とある部屋に入った。
「お待たせしました。死因は刃物傷で間違いありません。1度でです。かなり大きな刃物で斬られています」

「頭と胴体が切れていたんだ。刃物となると、、、刀か、、、」

「後、胸のキズも刃物です。資料です。詳しくはこちらを見て下さい。それでは失礼します」作業服の男は部屋を後にした。

「おい刀なんぞ、県内の店に行ってもないぞ。明治の廃刀令は紀州藩は特に厳しかったんだ。そのせいか売ってないからな」

「資料館などに収められているものはありますが・・・」隣にいた者が促した。

「・・・そうだな。無くなってないか調べろ」

「はい。後はいつものように周囲の者も調べておきますがよろしいでしょうか?」

「いいぞ」

刑事課の部長が呼ばれて、捜査が始まった。

「怨恨も調べておけ」



‐次の日‐

ここは酒造元か、・・・手に入りにくい地酒の蔵元やな。
苗字は雨蔵。

ピンポーン

雫がアメリカンなサンドイッチを頬張ろうとした時に音が鳴った。
・・・玄関に向かう。

「はぁ~い、どなたですか?」ご近所さんかな?・・・ガラリ、引き戸を引いた。

「どうも。県警の御正院(オンショウイン)と申します」警官証をチラッと見せられた。
「お忙しいところ申し訳ありませんが雫さんいらっしゃいますか?」

「はい、私です」
ホットサンドがさめる。。。

「それは良かった。当分は学校には行かないでここにいて下さい」

「はぁ~?」
ついクセで持ってきたマグカップのコーヒーをこぼしてしまった。

「つまり容疑者の1人です」ニコとされた。。。