From Gillespie Road:ヴィンテージ&ハンドメイド UK雑貨店主のブログ -2ページ目

【更新】バッグ2点をアップしました。

先週は更新をお休みいたしまして申し訳有りません。
実は、長年使っていたMacがいい加減限界に達してきたため、新調…とはいかなかったのですが中古の良いのを見つけてバージョンアップいたしました。
しかしOSが上がりすぎて今までのソフトが全部使えなくなり今新しい画像加工ソフトを模索中…

というわけで、少なめの更新で申し訳ないのですが、バッグを2点アップしました。


かなり貫禄のあるレザー製のドクターバッグ。いい味出しております。

ディスプレイなどにぴったりです。


ミラー付きの女性向け?トランク。アントラー社のしっかりした品です。
鍵はありませんが留め具等しっかりしていて使用に耐える状態です。

どうぞご覧ください♪

イミテーション・ゲームいよいよ公開♪1年遅れのブレッチレーパーク・レポ

こんばんは、たけうち@UK雑貨店主です。
久々に雑談的なブログ更新です(すみません…)

遅い遅いと思っていた「イミテーション・ゲーム」の公開がいよいよ明日に迫ったので、ずっとやろうやろうと思っていた「ブレッチレーパーク・レポ」をやります。

ブレッチレー・パークとは今回の映画の題材にもなった暗号解読ミッションを行っていたイングランド中部の小さな町のマナーハウスのこと。戦後しばらくまでずっとトップシークレットにされていたその場所で、チューリングを始めとする連合国の頭脳を結集したチームが暗号解読に当たっていました。

そもそもアラン・チューリングとエニグマに興味を持ち始めたのはデレク・ジャコビ「ブレイキング・ザ・コード」というTVムービーを見て以来、となかなか長い私でして、実は2003年に一度ブレッチレー・パークを訪れています。
その頃は本当に屋敷内の展示室と、ハット(小屋)をいくつか外から見られるくらいで、外国人、どころか白人以外が私しかいないような状態で、地味~にボランティアの地元の人たちがガイドをしていたりしたのですが、10年以上経って補助金なども得て大々的な史跡・資料館となっていました。去年私が訪問した後に新しいビジターセンターもオープンしたのでもっと見学しやすくなっていると思います。

何しろ昨今のカンバーバッチ人気が凄いので、イミテーション・ゲームを見て訪れたいと思う方もいるかな?と思い軽くまとめます。

ブレッチレー・パークへはロンドン・ユーストン駅から列車で1時間ほど。
ちょうどケンブリッジとオックスフォードの間にあるというロケーション。ブレッチレーの駅を降りて町と反対側に5分くらい歩けばマナーに着きます。


立派なお屋敷です。


このピンクの建物が現在ミュージアムになっています。オーディオビデオガイドで一人で回ることができます。




ミュージアムの中には戦時中の暮らしが再現されたお部屋もあり、アンティーク屋としてはめっちゃときめきます。


ドイツ軍の暗号機「エニグマ」。


チューリングの像。チューリングが名誉を回復し、国からの正式な恩赦を受けたのは死後60年近く経ったついこの間の2013年のことでした。


チューリングが製作したドイツ軍の暗号解読器ボンブ。
最高機密なので戦後破壊されたものを完全に再現した再建バージョン。ちょうど私が初めてブレッチレーを訪れた時にこのプロジェクトが始まっていて、改めて動くものを見ることができて感動しました。1日に何回かボンブの仕組みを説明してくれるデモがあります。

映画で実際にこれを使っているのかな?情報あまり入れないで見に行こうと思っているので楽しみにしています。

その他、実際に作業に使われていたハット(小屋)もいくつか見ることができます。本当に掘ったて小屋なので過酷な状況が伺えます。

チューリングももちろんですが、ブレッチレーで働いた人たちはその任務の機密性ゆえに戦後しばらくその功績を認められることもなかったといいます。中には祖国を追われたポーランド人技術者もおり、彼らの貢献が決定的になったとも言われています。この施設は「終戦を2年は早めた」と言われるそういう人達全ての功績を後世に残すための場になっているんですね。


ちなみに…
ブレッチレーパークでは当然日本軍の暗号解読も行っていましたが、ドイツ軍の高度な暗号に比べ、日本語という言語の難しさにあぐらをかいた日本軍の暗号はほぼ筒抜だったと言います。情報戦に完全に乗り遅れていたわけです。
ブレッチレーのミュージアムには日本軍の暗号表や、イギリス軍人が持ち帰ったらしい日章旗や千人針のようなものも展示されていますので、一応、日本は「そういう立場」であるということは認識してお出かけください。

【更新】古めの王室雑貨新着7点アップしました

ブログの方が最近おろそかになっており申し訳ありません…!

本日はヴィクトリアからジョージ6世まで、古め世代のレアもの王室雑貨を7点アップしております。


こちらはヴィクトリア女王時代、王冠デザインの鼈甲風コーム。繊細な細工です。


行われなかったエドワード8世の戴冠式記念ファブリック。お祝いのデコレーションに使われていたであろう記念のデザインです。

などなど、他にもレアものぞろいです。どうぞご覧くださいませ♪