あまり大きな声では言えませんが、実は1年程前まで、私はかなりの鬱状態でした。
何をしていても充足感がなく、ゴールの見えないエンドレスの人生を如何にして短く終えるか、
そればかり考えていた時期もありました。
そんなある日、仕事の空き時間に、ふらっとゴルフショップに入り、気持ちのモヤモヤと
鬱状態の中、今まででは決して買うことはなかった、いわゆる『高価なドライバー』を買って
無性に発散したくなり、衝動的に購入しました。
人間おかしなもので、今までの人生で数回しか練習場に行ったことが無かった私でしたが、
高価な道具を買った途端に、本能的に元を取ろうとするのか、その日の夜からゴルフ練習場に
通う様になりました。
学生時代に野球をやっていたということもあり、スイングをするという事に関しては、少し自信が
有ったので、『練習すれば、すぐにある程度上手くなれる』と、勝手な考えで少し自信を持っていた
のですが、実際に練習に取り組んでみると、まー上手くいきませんでした。というよりも、やればやるほど
下手になっていく様な感じでした。
でも、おかしなものですね。
上手くいかないから、いい大人がどんどん本気になって、20球に1球、いや100球に1球のナイスショット
の感触を求めてのめり込んで行きました。
今では、普段でも頭の片隅でゴルフスイングのことを考えてイメージしたりしており、頭の中の半分は
ゴルフのことで埋まっている様な状態です。
でも、ゴルフをやりたいから、練習に行きたいから夜7時までに仕事を終わらせる、明日コースに行く
為に、明日の分の仕事を何とか今日中に終わらせる。そんな状態となり、ふと気付いたのですが、人生のゴールは果てしなく先で予測も出来ないものなので、単に生きるという意味での生き甲斐をもって、
有意義に過ごすことは難しいのですが、身近な生活の中で、何々をする為に(私であれば、ゴルフをする為に)、いついつまでに何かをするという身近なところにゴールがあると、結構頑張れてしまうのです。
私だけかも知れませんが、ゴルフという趣味に巡り合って、精神的にも、仕事に取り組む姿勢も、
良い方向に向けることがでしました。
これからも、人生の転機のきっかけとなった唯一の趣味のゴルフもがんばりつつ、仕事も精一杯の姿勢で取り組んで行きたいと思います。
ちなみに、こんな話をしていると、ゴルフの腕前は相当なものの様に思われてしまうかも知れませんが、
まだまだ下手くそで、やっと100をコンスタントに切れる様になった位のレベルです。
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