リンパ管はリンパ液を運ぶさまざまなものの輸送管として全身にくまなく分布している。
血液から赤血球、白血球、血小板をのぞいた血漿とよばれるものが血管から組織の中へにじみだし、
細胞に栄養を運ぶ液体を間質液、組織液、リンパ液と呼ばれている。
この中には水分、栄養素や代謝物、老廃物、細菌、死んだ細胞、がん細胞、大きいタンパク質分子、
脂肪分子、体外からの炭塵、ガラス塵、染料塵などが含まれている。
リンパ管は最終的に鎖骨の下の位置にある大静脈に流れ、血液と合流してから心臓に戻る。
リンパの流れが悪くなると、リンパ液が汚れ、むくんだり、細胞の代謝がスムーズにいかず、細胞が弱る。
また免疫が低下する。
その中にはがん細胞を認識する免疫が低下し、がん細胞を増殖し易くなるということもある。
その他、感染しやすく、病気になりやすくなる。
リンパの流れをよくするものとは・・・
動脈、拍動のリズム
呼吸・・特に腹式呼吸
消化管の蠕動運動
筋肉の収縮及び、関節運動
皮膚への刺激マッサージ・・外側からの圧作用・・
アロマやMLDと呼ばれるリンパドレナージュ(炎症を抑え、火傷の治癒を早めたりすることもできる)
これらの刺激をうけることで通常の10~20倍活性することがわかっている。
リンパの流れを妨げたり、むくみやすくするものとは・・・
ストレスを感じた時
静脈の流れを悪くした時(立ちっぱなし、座りっぱなしなど)
痛み
感染
怪我
極端な温度
きついワイヤーなど肌に食い込むもの
リンパ液の流れを促進させ、免疫力を高めていきたい。