エステをやっている人は気が付いているだろうけど、最近は乾燥肌や敏感肌の人が多くなっている。
敏感肌については、実はそうでない人もわりといる。
化粧品のラインも以前とは変わり、オイリー肌用がかなり減り、乾燥肌用や敏感肌用が増えている。
乾燥しているのは顔だけでなく、体全体が乾燥している。
今の世の中、乾燥させる原因は多くあるように思う。
思い付くものを挙げてみたい。
《空調》夏も冬も家、車、電車、オフィスなど常にエアコンがかかっている中で生活をしている。
目尻のシワなどもできやすくなる。
《化繊の衣服、下着》ストッキングをはくと乾燥したという経験はないだろうか。
化繊の衣服、下着を身につけると静電気を起こしやすくなる。
静電気が起きると乾燥し、乾燥していると静電気が起きやすくなる。
また静電気は肌を傷つける。
《界面活性剤》界面活性剤とは、一種の乳化剤である。
水に油を入れると分離するが、そこに台所用洗剤を入れると乳化し、白く濁る。
ツルッとしていて、思わず塗りたくなる。これがいわゆる乳液。
このように強い界面活性剤を使った化粧品も少なくない。
ただし界面活性剤もランクがあり、肌に負担の少ないものもある。
一般的な洗剤、ボディソープ、洗顔剤、シャンプーなど洗うものには強い界面活性剤を使われていることが多い。
これらは汚れだけでなく、必要な皮脂もとる力が強いので、乾燥しやすくなる。
オイルクレンジングは気をつけたほうがよい。
《摩擦》寒風摩擦は、皮膚を丈夫にすることで肺機能を高め、風邪を引きにくくする。
皮膚が湿っている中で強い摩擦が起きると、皮膚のバリア機能が乱れ、乾燥しやすくなる。
~続く~