高校生からの“株”入門
新井明 祥伝社 2007年
これも入門書としては非常に良いと思います。
ただし、如何にしてお金を儲けるかとか,具体的に数値から会社を選ぶ方法などについては
基本的に言及されていません。
あくまで、株はどういうものなのか、世の中どういう仕組で動いており、
株や株価がそれらとどう絡み合うのか、
というようなことが書いてあります。
自分のような全くの素人が最初に手に取るには最適な本かと思います。
株をやらない人でも知っていると色々ためになることが書いてありますね。
高校生が株のシミュレーションをやる授業っていうのがあるらしいのですが
実際にこの授業を受けた高校生に
どうしてこの株を選んだか、実際にどういう動きになったか、それはどうしてだと思うか?
という検証をさせており、興味深い、っていうか自分の考えって高校生のそれとさほど変わらん。。。。
株ビギナーに効く 日経会社情報のツボ
日本経済新聞社編 日本経済新聞社 2004年
タイトル通り、以下に日系会社情報を読み解くか。という内容の本です。
実際に日経会社情報を出版している日経新聞社が書いてあるので、間違いないでしょう。
公式ガイドブック、みたいな感じでしょうか。
これもわりと基礎的なところからの説明が書いてるので、
自分のようなド素人は読んでおいたほうが良い本だと思います。
情報だけドン!、とだされても読み方がわからなかったらただの数値でしかないですし。
その数値の羅列をどうやって価値のある情報として読み取るか、
そのためのヒントが書いてある本だと思います。
まあただ、色々ご存じの方が改めて読むものではありません。
あくまで右も左もわからない素人レベルで、ってことでOKかとおもいます。
自分はとても勉強になりました。可能であれば手元において何度も読み返したい本ですね。
本日の本は、っていうかそもそもこのあたりのジャンルで図書館から借りられるような本は、
ってくくりで言ってしまってOKだと思うのですが
いずれにしても新しくても2007年頃までの情報が最新のもののようです。
後また2~3年経てば変わると思いますが、現状『リーマン後の世界』が書かれている本は
図書館には(少なくとも自分が手にとった初心者向けの本は)なかったように思えます。
初心者向けの株の基礎みたいなものだから、普遍的なものであまりそのへんは
いつの時代も対して変わらないのかなと思いますが、
実際の所どうなんでしょうね、リーマン以降の出来事が織り込まれたこの手の本については
論調が変わったりしたところがあるんでしょうか。
っていうのも興味のあるところですので
そのあたりについてはしばらく気にしておくようにしたいと思います。