関西の夏の魚と言えば、太刀魚と鱧。

特に鱧は東京人にとっては縁がない上、京料理を代表する食材のため
高級食材に思えてワクワクしてしまいます。


でも、関西では普通のスーパーでも骨切りした1尾まるまるの鱧がずらっと並ぶくらい普通の食材。

鱧の落としのような涼しげな料理や、鱧と松茸のお吸い物のような料理屋さんの1品だけでなく、
デパ地下では鱧の蒲焼、なんて甘辛いタレの庶民の味も並びます。



私も、鱧の天ぷら、鱧の落としと調理した後、鱧の子の卵とじも作ってみました。

鱧の子はポピュラーなスケソウダラの子、鯛の子よりずっと卵が小さくて繊細です。


きれいに花が咲きました。

一晩薄味のだしにこのまま漬けておきました。

{8FA14154-489D-4DF3-9ACF-86F155C33B03}

まず、買ってきた卵を酒、塩を入れた水で優しく洗い、血などを取り除きます。

適当な大きさに切ります。

鍋にお湯を80度くらいに沸かして、網ジャクシにのせて軽くゆらゆらさせて、20秒ほど。
花が咲いたらざるにあげて水を切ります。

出汁300cc、酒・みりん各大1、塩少々、薄口しょうゆ小1/3の煮汁に鱧の子を入れ、中火で火にかけます。
ぽこぽこしてきたら弱火にして2分ほど煮て火を止め、そのまま冷まし、漬けておきます。



たっぷりの出汁とともに卵で綴じます。
卵もかなりいい具合に出来ました。
{6F5FE738-2883-4C4B-A676-E7959B99AE4C}


器に盛ります。
{F962263D-B3B8-4516-B9CE-7E8556736D78}


ミニ卵とじ丼にしました。丼にするときはめんつゆを足して、少し甘めかつ濃いめに味をつけました。
それでもかなり薄味です。
出汁も多めに注いで、とても美味しくいただきました。
{09AFC737-037B-46D1-8A4E-14EDA831BAE1}


ミツバとの組み合わせが本当に◯。

今度は鱧しゃぶとしめの雑炊、煮凍りあたり作りましょうか。

ごちそうさまでした。