<< 僕はもう行くよ・・>>

写真は2013年12月6日。積雪の直前。
「悍:kan」の他界する半年前の17歳の写真。
人間で言えば100歳くらいだろうが元気に走った。
そして氷点下22度の真冬を乗り越え初夏に他界した。
他界の数日前から禅境地に入り静かに堂堂と他界した。
「悍:kan」の他界する半年前の17歳の写真。
人間で言えば100歳くらいだろうが元気に走った。
そして氷点下22度の真冬を乗り越え初夏に他界した。
他界の数日前から禅境地に入り静かに堂堂と他界した。
悍の若いころは気性が烈しく犬達に敬遠されていたが、
歳とともに随分と丸くなり慕われるボスとなっていった。
私を父と慕い私を大好きだったが悍は私に甘えなかった。
「甘える」という表現はしないが、それが彼独特の個性だ。
甘える表現をしなくとも、心の深奥で私を大好きだった。
そういう犬もいるのだ。不器用な愛の切なすぎる美しさ。
悍は最期、私の膝で、安らかに嬉しそうに、目を閉じた。
17年半。一緒に生きた。一心同体で。乗り越えてきた。
「お父さん、僕はもう行くよ。 お父さん、ありがとう!」
それは彼の今生最後の言葉。それは彼のほんとうの本心。
歳とともに随分と丸くなり慕われるボスとなっていった。
私を父と慕い私を大好きだったが悍は私に甘えなかった。
「甘える」という表現はしないが、それが彼独特の個性だ。
甘える表現をしなくとも、心の深奥で私を大好きだった。
そういう犬もいるのだ。不器用な愛の切なすぎる美しさ。
悍は最期、私の膝で、安らかに嬉しそうに、目を閉じた。
17年半。一緒に生きた。一心同体で。乗り越えてきた。
「お父さん、僕はもう行くよ。 お父さん、ありがとう!」
それは彼の今生最後の言葉。それは彼のほんとうの本心。
悍は山界の体現者だった。
彼から、いろんなことを学んだ。
彼はどんな学者よりも山界を知っていた。
どんなナチュラリストよりも山界を知っていた。
どんな本を読むよりも彼からの学びは深いものだった。
彼から学んだことを、犬達から学んだことを、
人間からは学べない深い領域の学びを心に刻んできた。
彼らからの学びは、人間達には理解されにくいが、
たとえ理解されにくくとも、そのままで書いてきた。
彼らからダイレクトに学んだことを、そのままに書く。
それが彼らへの礼義であり感謝であると信じている。
彼から、いろんなことを学んだ。
彼はどんな学者よりも山界を知っていた。
どんなナチュラリストよりも山界を知っていた。
どんな本を読むよりも彼からの学びは深いものだった。
彼から学んだことを、犬達から学んだことを、
人間からは学べない深い領域の学びを心に刻んできた。
彼らからの学びは、人間達には理解されにくいが、
たとえ理解されにくくとも、そのままで書いてきた。
彼らからダイレクトに学んだことを、そのままに書く。
それが彼らへの礼義であり感謝であると信じている。
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2014:11:07 ≫