久しぶりのブログなので何を書こうかなと思ってたんやけど、凄く嬉しくも悲しくも切なくもなる最近のお客様との出来事を書きます。
)長々と文章力の無さで、読んで頂く方には申し訳ございませんがお付き合いよろしくお願いします。
床屋さんの世界に足を踏み入れて20数年、独立して18年間の月日が気がつけば経ちまして、正直なところ、この世界に入ってきた当初はホンマにやりたくてやり始めた仕事でもなかった訳で、いつ辞めたろうかなと日々思い悶々と惰性で仕事をこなす毎日でした(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)しかしながらも紆余曲折とありながらも続けてきた訳ですが、僕がこの業界に入り働き始めた店舗から来て頂いているKさん、独立してからもうちのお店に足を運んで来て頂きましたKさん。Kさんは無口でほとんど無駄な事は話をした事もなく、だいたいこの辺りから来られてはいるのんだな・・・・位の情報と昭和の一桁世代位の事しか知らない年配のお客様。
僕『今日は天気が良いですね〜』
Kさん『ヘッ‼︎」
ほとんど歯が無いのもあるので言葉が抜けてしまう発音・・・
僕『いつもの長さで短めで良いですかね⁉️』
Kさん『ヘッ‼️ヒツホクラヒのナガハでヘッ‼️(いつも位の長さで良えよ)』
てなやり取り・・・
たまに野菜や果物を持って来てくれたりで、農家さんなんだろな・・・位
月に一度は必ず来店、だいたい奥様が電話でご来店予約をしてくれていました。雨の日は徒歩でボロボロの傘・・・で来店
天気の良い日は黒い商業用の自転車(お寿司屋さんとか配達の今の電動付きとかにはない重厚な自転車)で来店して頂いていました。
しかしながらKさん、ある日からパタリと来なくなり少し心配していたのですが、ある日娘さんが車で連れて来店。
流石に90才を越えると身体の調子も悪くなった様で車で連れて来て頂きました。

娘様『施設でもカットしてもらえるみたいなんですけど、俺の頭と顏はbarber88のお兄ちゃんしか触らせへん‼️の一点張りなんです・・・』
との事・・・・(´༎ຶོρ༎ຶོ`)少し涙腺が緩みました。

僕『Kさん、また元気に自転車で来店して下さいね。100までbarber88に来てくれへんかったら、黒い自転車もらいますからね‼️』
Kさん『へっ(笑)』
なんて会話をしていました。
暫くは2ヶ月に一度娘様が車で連れて来て頂きました。元気な姿で足取りも良く、それから一年位はそんな感じで来店してくれていましたが・・・・
ある日奥様からご連絡
奥様『主人が昨日なくなりまして、長い間本当にお世話になりました。家族が見守り安らかに息を・・・」
僕『こちらこそ本当に長い間お世話になりました.°(ಗдಗ。)°.」
奥様『それと、亡くなる直前まで、毎日の様に、床屋の兄ちゃんに自転車渡すようにと話してまして・・・』
ええ⁉️ええええ自転車⁉️Kさん.°(ಗдಗ。)°.(´༎ຶོρ༎ຶོ`).°(ಗдಗ。)°.
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この自転車です。

約束をずっと気にしていた様で、亡くなる寸前まで仰っていたとの事。
ここまでbarber88を愛してくれていたKさん(´༎ຶོρ༎ຶོ`)もう言葉になりません・・・
自転車を引き取りよりも、ちゃんと最後のご挨拶もしたいのもあり、住所をお聞きし、数日後にお伺いする事に。
お店から車で15分程に自宅がある様でしたが、トンデモない位の山の斜面のてっぺんに家があり、こんな坂道の所から、月1であの重厚な自転車で(*⁰▿⁰*)とてもやないですが、僕は無理です(*⁰▿⁰*)
こんな所から通って頂いてたんやな・・・
奥様と少しいろいろとお話しさせて頂き、元気な姿のKさんの写真・・・手を合わせて少しながらですが会話ができた様な・・・
K様、本当に長い間お世話になり、ありがとうございました。これからもbarber88精進していきますので、ほんの片隅からでも良いので見守っていて下さいね・・・・

僕は床屋さんが好きです。
床屋さんは今の希薄な世の中で唯一人と人が濃く付き合える商売なんではないかなと思います。
いろんな形態のお店は増えて来ていて、barberブームなんて今来てますが、否定はしませんし床屋さんが注目されるのは良い事なんですけど、もう少し床屋さんの本質が注目されると有難いですがね・・Kさんとbarber88との関係性の様に〜〜♪

なブログです。
長々と最後までお読み頂き、ありがとうございました。