ウィスコンシン州デラバンにあるカーディーラー、Kunes Country Ford
で行われた、ミルウォーキー・ブリュワーズのヨバニ・ギャヤルド投手とリッキー・ウィークス選手のサイン会に行ってきました。
シカゴから現地までの所要時間は2時間弱。開始時間の少し前に着くべく2時間前に家を出ました。
目だった渋滞もなく順調にドライブを続け、シカゴ郊外に出ると後部座席の方からパキン!という音が聞こえてきました。
何か踏んだかな?と思いながら走り続けると、走行音が低く大きくなりました。
近くに改造車でも走っているのかな?とも思いつつ少し走ると、後ろを走っている車の運転手が何やら訴えかけています。
ああ、パンクだと思い、近くにあったショッピングモールの駐車場に入り、タイヤをチェックすると、案の定、運転手側の後輪がペッタンコ。
カーゴルームからジャッキとスペアタイヤを取り出して、ジャッキアップ。
ところが、数年ぶりということもあり、なかなか上手くいきません。こんなに難しかったっけな?と思いながらしばし悪戦苦闘を続けた末、ようやく気づきました。ハンドルの形状が日本のジャッキとはまったく異なっていたのです。
一般的に日本人と比べて不器用な人が多い米国社会。ジャッキのハンドルも回転部の穴に通してクルクル回すだけの構造になっていたのです。何とかスペアタイヤへの交換を済ませ、モール内の書店で真っ黒になって手を洗い、カーサービスショップを探してドライブ再開。
幸い、2分ほど走ると、ショップが見つかりました。店員がタイヤをチェックすると、タイヤの接地面にザックリとU字の切れ込みが入っていました。店員曰く「新品みたいなタイヤなのに残念ですが、これだけ傷が大きくて深いとタイヤを交換しないとダメですね。」
どうぞ、どうぞと、タイヤの在庫確認をお願いすると、まさかの品切れ。
「もうちょっと北に行くとタイヤショップがありますから、そこを利用してください。」という店員の言葉を頼りに先に進みました。
しかーーーーーーし、んなもの、どこにも見当たりません(おそらく見逃したのでしょう)。仕方なく、他のサービスショップを求めて進みましたが、見渡す限り、森、森、森!
そうこうしているうち30km以上は走行。
さらに追い討ちをかけるかのように、制限速度65mphという高速道路に突入。
日本ではスペアタイヤでの長距離&高速走行はありえない話。心拍数が上がり続けます。
と、ここで、とある思いが浮かんできました。
広大な米国ではパンク発生場所から数十マイル以上、何もない場所はいくらでもあるろう。ってことは米国のスペアタイヤは日本のそれよりも頑丈にできているに違いない。そう自分に言い聞かせ、周囲に迷惑がかからない程度の速度で走り続けました。
そして、当初の予定より1時間ほど遅れてどうにかイベント会場に無事たどり着くことができました。
既にピークが過ぎたのか、駐車場にはそれほど多くの車はなく、行列も見当たりませんでした。
ディーラーの中に入ると、「1人1アイテム、為書き不可」のサインが。ま、仕方ないよなと思いつつ、列に加わり10分ちょっと待つと、いましたよ!
まずは、ギャヤルド投手。
ここで、予想外の展開が発生。僕の2人前の人が、3つもサインをもらっていました。しかも、為書きも!
ということで、僕の戦利品はこちら。
この後、NFLグリーンベイ・パッカーズのJerel Worthy選手を挟んで、ウィークス選手とご対面!
「青木選手のことをどう思いますか?」と質問すると、「ああ、すごく良い選手だよ。すごく、すごく良いね。」と答えてくれました!
ということで、ウィークス選手からいただいのはこちら。
こんなイベントですが、今回も特に条件はなく、アンケートや個人情報の登録もなし。いや~、何ともありがたい話です。
さらに、このディーラーの近くのウォルマートでタイヤ交換ができ、無事シカゴに戻ってくることができました。