今回も少し前の話になりますが、12月20日にシカゴ郊外(と言っても、お隣のインディアナ州)で行われたケニーGのコンサートに行ってきました。
十数年前に日本でチケットを取ったものの仕事の都合で行けなくなってしまった経緯があったので、今回は、その「リベンジ」となりました。
開演直後、ケニーは客席後方から登場。1階席中央に設けられたお立ち台(?)で1曲演奏。
その後、脅威の長吹きを披露しつつステージに登壇し、お馴染みのナンバーを立て続けに披露。MCでは、「今日はホリデーショーと銘打っているけど、クリスマスソングだけじゃ、つまらないだろうから、いつもの曲とミックスするね。」とコメント。客席もそりゃそうだろとばかりの拍手を送ります。
その後も何とも心地よい曲を連発し、いよいよクリスマスソングへ。何曲か演奏した後、「クリスマスソングを演奏するのはすごく楽しいんだ。簡単だからさ。」と笑いを誘います。「だけど、この曲は別。まだ完璧に演奏できたことは一度もないんだ。今日は上手くできるかな。カギになるのは君たちが同じテンポを刻み続けることだよ。」とバンドに釘をさしてから、「そり遊び」を演奏。何が難しいのかなと思っていると、1コーラスを終えるごとにどんどんテンポが速くなっていくというオチがついていました。それでも見事に最後まで演奏を仕切り、ケニーは快心の(?)ガッツポーズ!
ところで、この公演では最初からステージの左側にソプラノサックスが置いてあり、照明も当てられていました。これです。↓
ケニーのMCによると、現在彼が使っているソプラノサックスは1950年代に作られたもので、現在同様の物は入手困難なので、自分でデザインしたサックスを作ったのだそうです。そして、当日の公演来場者の中から一組を選んでステージに上げ、その人たちのために自身デザインのサックスで1曲演奏し、演奏終了後にプレゼントするという企画でした(その1組に選ばれるためには、会場でCDを買うともらえるチケットが必要)。
そして、見事に選ばれたカップルの前でこんな感じで1曲披露。
最後まで飽きることのないステージ構成だったコンサートは、最大のヒット曲Songbirdで終了。
終演後に開催されたサイン会では売店の人に最新版アルバム(といってもリリースは結構前!)として薦められたCDにサラサラッと書いていただきました。とても気さくな感じが方でした。