米国時間の今日(6日)行われたレッドソックス-オリオールズ戦は延長17回の末に9-6でオリオールズが勝利。
と、まあ、これだけなら長時間お疲れ様!ということで終わるのですが、このゲーム、かなりの歴史的な一戦となりました。
まず、両軍ともに野手(オリオールズ:クリス・デービス、レッドソックス:ダーネル・マクドナルド)が投手として登板。これは1925年のデトロイト・タイガース-セントルイス・ブラウンズ戦以来の出来事なんだそうでして、この時はタイ・カッブとジョージ・シズラーが登板したそうです。後にともに殿堂入りを果たす2人の投げ合い(?)はある意味豪華だったと言えるでしょう。
で、勝ち投手となったデービス選手(投手?!)、そもそもDHで先発しましたが、打つ方はさっぱりで8打数0安打、5三振、1併殺と散々な結果に。ところが、8打数無安打の選手(投手)が勝ち投手となるのは何と1905年以来の珍事なんだそうですよ!
デービス選手は短大などでクローザーを経験したことがあるそうで、サイドスローとスリークオォーターの中間くらいのフォームで球速は最高146km/hを記録。シンカー、スプリットなどを織り交ぜ、ピンチを迎えながらも味方の好守もあり2イニングを何とか無失点、2奪三振で切り抜ける好投(?)。特に、エイドリアン・ゴンザレス選手を空振り三振に仕留めたのは見事でした!
このゲーム、6時間7分のマラソン・ゲームとなりましたが、オリオールズにとっては史上2番目に長い試合となり、また、オリオールズがレッドソックスをスウィープしたのは1994年以来となるそうです。
いやはやMLBというのは何が起こるかわからない、そして、誰が調べているんだ!と突っ込みたくなるくらい様々な記録に彩られているんですね。