①
誰も認めてくれなくったっていいの
わたしっていいなぁ って
ときどきにっこりして
自分を抱きしめるの
そうすれば 恋は豊よ
そういう自分を
ある人のために
無条件に 惜しげもなく投げ出すのよ
岡本 敏子 1926年1月1日 - 2005年4月20日
岡本太郎美術館館長
岡本太郎の養女であるが 実質的な妻
②
自分を大事にして、
傷つきたくない、
そう思うから不安になるんだよ
岡本 敏子 1926年1月1日 - 2005年4月20日
③
恋愛だって芸術だって、おなじだ。
一体なんだ
全身をぶつけること
そこに素晴らしさがある
岡本 敏子 1926年1月1日 - 2005年4月20日
④
いつでも愛はどちらかの方が深く 切ない
岡本 敏子 1926年1月1日 - 2005年4月20日
⑤
たとえ地位や権力がなくっても
本当に大事で愛しいのは
お互いの裸 かけがいのない
いのちのありようだから
岡本 敏子 1926年1月1日 - 2005年4月20日
⑥
何が起こるかわからない
一刻一刻展開する
生きるって そういうことでしょう
岡本 敏子 1926年1月1日 - 2005年4月20日
⑦
男と女が本当に見つめあい
付き合うというのは辛いことでもある
切ない
だって 別の人間同士なんだから
岡本 敏子 1926年1月1日 - 2005年4月20日