連日の大雨による被災報道などから、何となく地球温暖化による気候変動の影響かなと、思っている方は正解です。防災対策はしていますか?

 

ささやかながらも、乗っている車から排出されるCO2を削減し、地球環境保護に貢献したいと考える方にお勧めするのが、BEV(=バッテリー式電気自動車)です。

 

BEV開発に出遅れていたとされる(NISSANを除く)国内メーカー各社も中国市場向けを初めとして、近年、続々とBEVを発売しています。

 

ですが、日本国内ではBEVに対してネガティブイメージしか抱いていない人が多く、国内市場向けに販売される車種は限られています。

 

そんな中、NISSANから国内専用のBEVが発売されました。ジャパニーズコンパクト「軽」、これに対抗する国内で入手可能なコンパクトBEVを紹介します。

ほぼいっしょ 三菱 eKクロスEV

SAKURAの双子車です。

 

価格 P: 2,932,600円~  G: 2,398,000円~

サイズ

 全長/全幅/全高  3395/1475/1655 ㎜ 最低地上高 145 ㎜

 ※立体駐車場(155㎝)に入りません。

 ホイルベース  2495 ㎜ 最小回転半径 4.8 m FF

 重量 P:1080 ㎏ G:1060 ㎏

室内

 長さ/幅/高さ 2065/1340/1270 ㎜ 4ドア 4人乗り

 ※ドアが薄いです。閉まり音が軽いです。

動力性能

 動力バッテリ容量 20 kWh  一充電走行距離  180 km

 最高出力  47 kW/2302-10455 rpm

 最大トルク 195 N·m/0-2302 rpm

 ※i-MiEVのトルクは、180 N·m 。軽BEVとしては、普通の設定だと思います。

 タイア P:165/55R15  G: 155/65R14

デザイン・スタイリング

 eKシリーズとほぼ同じ、EVバッジが付きます。

 たぶん、SAKURAと同様に、走っていると、BEVとは誰も気づかないと思います。

 私なら、eKクロスNINJAとネーミングして売りたいところです。

走るスマホ Honda e

 ダッシュボード(インスツルメントパネル)に5個も液晶を配しています。

 

※左右の端の液晶パネルはカメラ式ドアミラーのモニタです。

 

価格  4,510,000  Advance: 4,950,000円

サイズ

 全長/全幅/全高  3895/1750/1510 ㎜ 最低地上高 145 ㎜

 ※幅が広いため3ナンバーになります。

 ホイルベース  2530 ㎜ 最小回転半径 4.3 m RR(後動力、後輪駆動)

 重量 1510 ㎏ Advance:1540 ㎏

室内

 長さ/幅/高さ  1845/1385/1120 ㎜ 4ドア 4人乗り

動力性能

 動力バッテリ容量 35.5 kWh

  一充電走行距離  283 km Advance: 259 km(WLTC)

 最高出力  100 kW/3078-11920 rpm

 最大トルク 315 N·m/0-2000 rpm

 タイア   フロント 185/60R16  リア 205/55R16

  Advance:フロント 205/45R17  リア 225/45R17

デザイン・スタイリング

 新規設計のBEVとなります。登場は2020年10月です。リーフ同様世界戦略車です。

 まん丸お目々(ライト)の分かりやすい、かわいいお顔です。全体にすっきりしたデザインで、インパクトはほとんどありませんが、ホンダらしさは感じられます。

 液晶が見やすく、きれいです。いろいろいじって遊べるようです。

 HONDAは、TOYOTA同様にネームバリューが高いので、かなり強気な値段設定となっています。

天才バカボン FIAT 500e

”Cinquecento” =Cinque (5)+Cento(100)=500

500のイタリア語読みです。Cはイタリア語ではチャ行音で読みます。queは「ク」でも、「ケ」でもなく、クエと読みます。

500は、漫画「ルパン3世」の愛車だそうです。

 

価格  pop:4,500,000  icon: 4,850,000円  open: 4,950,000円

 ※エンジン車の倍以上の価格設定です。BEVはやはり高いです。

サイズ

 全長/全幅/全高  3630/1685/1530 ㎜ 最低地上高 ? ㎜

 ※5ナンバーになります。立体駐車場(155㎝)ぎりぎりOKです。

 ホイルベース  2320 ㎜ 最小回転半径 5.1 m FF

 重量 pop:1320 ㎏ icon:1330 ㎏ open:1360 ㎏

室内・内装

 長さ/幅/高さ ?/?/? ㎜ 4人乗り 2ドア

 ※後席に大人が座るのはきついかもです。

動力性能

 動力バッテリ容量 42 kWh

  一充電走行距離  335 km(WLTC)

 最高出力  87 kW/4,000 rpm

 最大トルク 220 N·m/2000 rpm

 タイア  pop:195/55 R16 icon-open: 205/45 R17

デザイン・スタイリング

 Fiat 500シリーズのスタイルですが、ほぼ(9割以上)新規設計だそうです。

 車両の接近音は、ニノ・ロータの作曲だそうです

 フロントマスクが、私には、天才バカボンの顔に見えます。ほっぺのなると(渦巻)模様も表現されていてポイントは高いです。

 OPENは、屋根の幌が開くガブリエル仕様車です。

まとめ

価格面では、eKクロスEVを除き、ライバルを寄せ付けません。

ただ、車にロマンを求めた場合には、価格にこだわらず、ライバルを選択する余地があると思います。

それは車の所有者のライフスタイルに大きくかかわる点です。

 

目的地に着いたぞ…

Honda eであれば、リビング感覚で、例えば大きな画面のついたインスツルメントパネルの液晶画面で遊ぶ。普段の生活の延長が車内で楽しめるわけです。

 

FIAT 500eであれば、さっそく車外に出て、普段と違う景色の中で遊ぶ。

 

国内ではリーフ並みに売れるHonda eが、ヨーロッパでさほど売れないのは、日本とヨーロッパのライフスタイルに差があるためです。

 

旅先に、車に、日常を持ちこむのか、日常から離れるのか、その違いです。

NISSAN SAKURAの受注数は、7月1週目までで17,000台になったそうです。


SAKURA発表後、NISSANディーラーに予約注文が殺到したため、発売が1か月早まりました。

 

情報を集約すれば、月3000台の生産台数を確保していたと思われます。計算通りならば、今予約すれば、納車がクリスマスには間に合うかもです。

 

人気のSAKURAですが、残念なところもあります。モデルチェンジでは、ぜひ改善してほしい点です。

5:e-Pedal stepのお陰で車が止まらない

アクセル操作だけで車の加減速をコントロールできる機能がe-Pedalです。アクセルから足を離したら止まるのが当たり前のはずですが、それを無効にしています。

 

これと関連して、オートブレーキホールドも毎回スイッチ操作が必要なようです。その割にスィッチはダッシュボード左下にあって小さく、他のスィッチとの間隔も狭く配置されています。見にくいし、押しにくいし、そもそもスイッチ操作で解除したり、セットしたりする必要がある機能なのか、よく分かりません。(操作が必要な時点でオートではない気がしますね)

 

4:エアコンの音が大きすぎる

タッチパネル方式なので、スイッチ操作が手だけでは正確にできません。タッチすると音が出るようですが、エアコンの音が大きいので、聴こえません。エアコンのスイッチは物理スイッチでよいと思います。

3:ナビの画面が粗い

カメラの性能が悪いのか、ナビの液晶が悪いのか、その両方なのか、とにかく解像度が低すぎます。初代リーフのナビと同じくらいで、10年たっているのにナビには進歩が感じられません。(アリアも同じですから、これは大問題でしょう)

2:フルフラットリアトランクルームにできない

リアシートを倒してトランクルームにすると、シート部分の段差が大きく、使い勝手が悪いです。

1:フロントトランクがない

エンジンが無いにもかかわらず、広大なエンジンルームがあります。

 

BEVはエンジンよりコンパクトなモーターを置くことで、フロント部分にもスペース的に余裕を持たせることができるという利点があるはずです。

 

フロントにもトランクスペースを設けるべきです。(他の日本製BEVにも言えますね)

まとめ

コンパクトという設計思想が中途半端で終わっています。車のデザインに無駄が多いように思います。
 
SAKURAは、かなり真面目に力を入れて作った国産の自動車であることは確かです。
 
ゲームチェンジャーになったー、終わり、ではなく始まりです。
 

経営が苦しいNISSANとしては、軽EV市場で大きな成功を収めなくてはいけません。できれば月10000台を生産、販売して黒字経営確保をしたいところです。月6000台が最低ラインのようです。

 

がんばれ、NISSAN

未来のために、BEVへと考える人は、ずばり

次回のモデルチェンジまで待つのもあり

ただ、現在旧型電気自動車に乗っているオーナーで買い替えを考えている人は、これしか買う余地はありませんので、「買い」です。

 

現在、ガソリン車、ハイブリット車に乗っている方は考え時です。特に国産車でと考えている方は、様子見が良いでしょう。

 

BEVは、高い。軽でも高い。これにつきます。

 

モデルチェンジまで待つことで、中古のサクラなら半額以下で買えるようになるでしょう。(中古車には補助金は出ない点に注意いたしましょう)

 

新車であれば、モデルチェンジで新型電池が搭載されるはずですから走行距離は倍くらいにはなるはずです。

 

トヨタ、ダイハツ、スズキ連合の軽EVも発売される予定です。豊富なバリエーションから選ぶ方が、自分のライフスタイルに合う軽が選べると思います。

 

軽自動車は、実用車であるべきだと思うのですが、「SAKURA」は、贅沢品路線で売り出してしまいました。

 

NISSANがこのままの販売路線を続けるとすると、国内での先行によるシェア優位も3年後には保てなくなると思われます。

 

がんばれ、NISSAN