~洋書は面白い~


【題名:Dead Until Dark】
(Author) Charlaine Harris : 336pages 星4つ ★★★★


Sookieのラブラブ事件簿1冊目です。

(長々とシリーズが続きまーす)


うぅ~ん。唸る。(一言目がそれかい)
どちらかと言うと私にはちょっと不愉快な世界観でしたが面白く読めたので星4つです。
内容はこんな感じ。↓↓


平和な田舎町に立て続けに起きた女性の殺人事件。
真相を明かすためにSookieとヴァンパイアが動く!!

この本の中ではヴァンパイアは人間の世界に認知され、彼らの世界と共存しています。
ここのヒーローはヴァンパイアのビル。(安易な名前なのでヒロインに失笑される)


ビルはまだ人間だった頃、妻+子供5人を持つ普通の男性だったのでした。

ヒロインSookieは同僚の間で「変わり者」と知られている若い女性。
彼女はれっきとした人間だけど『人の心を読み取ることができる力』を持っているのです。
(ただしヴァンパイアの心は読めない)


そんなビルとSookieの恋物語とヴァンパイアと人間が共存している世界(因みにどちらもセックスに対してオープン)が堪能できる本です。
どことなく人間臭さが漂う雰囲気が気になりましたが登場人物たちの個性が濃くて、最後まで楽しく読めました。

大きな不満は大切な人が殺されたというのにそれを切っ掛けに急接近したヒロインとヒーローの展開。
おいおい、ベットの上で楽しんでいる場合じゃないだろっ!!お前は本当に悲しんでいるのか?!と突っ込みたい。


それにねぇ~・・・始めは印象が良かったヴァンパイア・ビルも実は強引なところがあって『うわ、ちょっとこの人(人じゃないけど)嫌』と思ったり。

このシリーズ、まとめて買ってしまったので、不安大きく+期待を胸にしながら続編に臨みます。
追加):どこか冴えないピエロ役っぽいサムという男性、はじめは「余計な奴だなぁ」と思っていたのですが後半、彼の意外な正体を知って興味を持ちました!

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【題名:Book of Souls】
(Author) Jack Ketchum : 80pages 星3つ ★★★


エッセイ本です。
自分では全然注文した覚えがないんだけど(謎)アマゾンから何故か届いた。
エッセイの中身は作者の元彼女のこととか親友に憎まれたこととか4つくらいのお話がありました。
なかなか面白かったです。
80ページという薄本で12ドルくらいってのは高いけど・・・。
多分それは500冊限定でサイン付きだからか?

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【題名:Into The Land Of The Unicorns】
(Author) Bruce Coville : 159pages 星4つ ★★★★


(あらすじ)
祖母と道を歩いていたカーラ(12)は誰かにつけられている事に気づく。
何気にそのことを祖母に告げると、祖母は顔をこわばらせてカーラの手を引っ張り教会へ逃げ込んだ。
『これを絶対に渡してはならない』
祖母はカーラに「お守り」を渡すと彼女に別の世界に飛び込んで逃げろと命令をした。
「別の世界」という言葉が理解できないカーラはひどく困惑したが追っ手から逃げるため仕方なく祖母の言う通りにする。
お守りと共に別の世界に飛び込んだカーラが出会ったのは・・・人間の世界ではなかった!!



(ネタばれを含む補足)
カーラは幼い時に両親に見捨てられた子で、祖母の手で育てられた子なのですが実は彼女自身知らなかった真実があります。
その真実は「別の世界」に存在するユニコーンと深い関わりがあり、「お守り」を狙う追っ手たちとも悲しい関わりがあるのです。
因みに別の世界でカーラの仲間になる神獣(?)たちは男たちばかりで、ある意味なんだか逆ハーレム。(おい)
カーラ達が命を張って護っている「お守り」はユニコーンが中心に住んでいる世界を保護するために存在しているようです。

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【題名:Motive: Secret Baby】
(Author) Debra Webb : 224pages 星3つ ★★★


ハーレクインにしては珍しいお色気度が薄いミステリーロマンス物語。
主人公のニコラスは故郷の村人たちから「獣」だの「呪われた奴」だの呼ばれていてめちゃくちゃ嫌われています。
なんかよくわからないけれど、ニコラスが存在するせいで村は様々な被害にあったらしい。
でもニコラスは実際「呪われた男」でもなんでもなくて、彼はある事件の後に村から出て行ったもののこっそり戻ってきます。


そんな時、一度別れたカミールと再会。
カミールとは深い恋仲だったけれど互いに違う婚約者がいたために一緒になれなかったという過去が。
でも何者かに誘拐されて昏睡状態だったカミールは数週間前に生んだばかりの自分の子供が行方不明だとニコラスに助けを求めてきた。
子供はカミールとニコラスの子供だという。
カミールの婚約者であるグラントも加わり「赤ちゃん探し」が始まりますが、赤ちゃん誘拐犯は身近に潜んでいたのでした。

なんというか・・・ニコラスさんは「幸薄な男」ですね。(苦笑)
彼は代々受け継いでいる凄いお宝のありかの秘密を祖父から聞いていたり、双子の兄(弟?)との苦い過去があったり・・・と命を狙われる要素をいくつも持っちゃっています。
それにしても題名にもなっているうえに表紙にも登場している赤ちゃんは最後の最後まで殆ど出番がない!!
ニコラス、カミールと幸せになってね。

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【題名:Silver on the Tree】
(Author) Susan Cooper : 288pages 星3つ ★★★


いよいよダークシリーズの最終巻となりました!
古代から続いた闇と光の大戦争(<大げさな)の終結です!
諦めが悪くてしぶとい“ダーク”という存在はまたもや立ち上がります。


だけどウィルという少年(実年齢ン百歳?!)とブランという少年がそれを阻止するために銀の剣を求めに行きます。<<水晶の剣だったかもしれない。
一方、ジェーン、サイモンとバーニーの3兄妹弟はグレー国王の山があったところの近くのウェールズでピクニックをしていたり(笑)。
もちろんのんびりピクニックを長く楽しめるはずもなく、3兄妹弟はウィルとブランと会い、彼らとともに危険な冒険に足を踏み込むことになります。
(余談:ジェーンはブランと刺々しい会話を交わしたけれど、後にブランがウィルに「ジェーンは可愛いね」と言ったりしている場面が面白い)


ともかくダークに先を越されてしまうと「宇宙」を支配されてしまうので(話が飛躍しているよ)5人の子供達は頑張るのだけど意外な人物が裏切り者だったりするので悲劇な場面も。
シリーズ1から5まで「ほえ~」と読んでいましたが予想外に最後は中々感動的でしんみりとしながら読み終えました。


最初から大きなキーワードのひとつだったアーサー王が後半にたくさん出てきたのは少しびっくりしたけれども。
因みにメリー叔父さんもシリーズ1から5まで漏れなく登場している重要人物の一人でした~。
それにしても女の子・女性の存在薄よ、このシリーズは。
少年よりも少女の方が萌えるのよね、個人的に。

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【題名:The Grey King】
(Author) Susan Cooper : 192pages 星3つ ★★★


"ウェールズの伝説にある金のハープはある丘に隠されており、それを見つける事が出来るのは最も若いものと銀の目である"(※和訳むちゃくちゃです、すまん)


静養するためにウェールズに住む親せきの身を寄せたウィル。
前回の冒険のせいで記憶が飛び、病気になってしまった様子。
回復していく内、ウィルは彼はDarkとの最終的な対立のために6つの眠る人を呼び出す金色のハープを見つけるために探索に乗り出す。


彼はここで独特な空気を身にまとうブランという男の子と友達(?)になる。
そしてブランにはカファールという銀色の目をした白い犬の親友がいた。
ブランには出生の秘密があった。
(ブラン君の出生には中々くら~い事情が合って、そんな暗さが物語の全体の覆っているのよ・・・)
(そーいえばブランのおかーたんの名前、シリーズ3で出てきたような??ブランのおとー様は凄い人物だったりする。お偉い人は妻・愛人・子供をたくさん持っているもんですなぁ)


因みに題名にある灰色の国王はどっちかというとウィル達の敵。
彼らの目的を妨げる存在だ。
一方ウィルが身を寄せている農民たちの村では買っている羊が次々と襲われるという奇怪な現象が起こり、プリチャードという評判のよくない男がカファールを犯人扱いをして銃殺してしまう。>このプリチャードって男、ホントに怖くて悪人です。哀れなほど皆に嫌われている。

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【題名:Greenwitch】
(Author) Susan Cooper : 176pages 星3つ ★★★



前回にアップしたThe Dark Is Risingの続きです。
シリーズ1で活躍した兄妹弟(サイモン・ジェーン・バーニー)とシリーズ2で自分の使命に目覚めたウィルが出会います!


切っ掛けはウィルが彼の叔父叔母と一緒に小旅行に出かけたこと。
その時メリーも一緒で、メリーの上手い企みに4人の子供達は悪の存在を消すために顔を合わせたのだった。
「子供同士、すぐに仲良くなるだろう」と読者の私は思っていたが案外そうでもなかった。
サイモンとバーニーはウィルを敵視している。ジェーンは女の子であるからか穏便にことを進めようとしている。
ウィルの方は外見11歳とはいえ中身はン百歳(?!)であるから兄妹弟とは上手く距離を置いていた。


さて、シリーズ1に引き続き兄妹弟は聖杯を護ろうとするが盗まれてしまう。
一方メリー叔父さんはウィルと共に行動する事が多く、彼は聖杯の秘密のコードを手に入れるためにGreenwitchに会いに行った。


ここの物語のキーポイントはGreenwitch。
性別は微妙なのだがGreenwitchは人々の欲の産物で非常に孤独な生き物。
貪欲に揉まれてきたGreenwitchの心吐かれていて、Darkから世界(?)を救いたいメリー叔父さんとウィルの願いを拒む。


Greenwitchは他人を助ける事に怒りを感じていた。
だけどそんなGreenwitchも唯一心許している者がいた。
「彼女だけだった。このわたしに温かい言葉をかけてくれたのは・・・」
Greenwitchはその少女に、メリー叔父さんとウィルがもっとも欲しがっていた者を手渡したのだった・・・。

Greenwitch (The Dark Is Rising Sequence)/Susan Cooper
¥559
Amazon.co.jp
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【題名:Rain Forests (Magic Tree House Research Guide) 】
(Author) Mary Pope Osborne : 128pages 星4つ ★★★★


Magic Treeシリーズの兄妹の作者が贈るアマゾンジャングルのガイドブックです。
写真(白黒なので鮮明でない部分もある)とイラストが満載に載っているアマゾンの魅力と問題を楽しく解説してくれます。
たかが児童向けの本だと思っていましたが、知らなかった植物や動物の知識も丁寧に説明されていたので大満足。
私にとって1番興味深かったのはアマゾンに住む部族たちのことでしょうか。
お勧め。


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【題名:Knights and Castles (Magic Tree House Research Guide) 】
(Author) Mary Pope Osborne : 128pages 星4つ ★★★★


Magic Treeシリーズの兄妹の作者が贈る騎士と古城のガイドブックです。
「騎士」には前々から興味があったので面白かったです~♪
時代に応用して騎士と城がどのように変わっていったか、王は騎士はどのような仕事をしていたか、などの説明がわかりやすく且つ詳しく述べられています。
鎧のつくりとか名称の部分はあまり興味なかったのですが、先頭のスタイルや神話のアーサー王の部分は大変良かったです。
騎士とお城は私にとって永遠にワクワクさせる要素があります
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【題名:The Dark Is Rising】
(Author) Susan Cooper : 224pages 星3つ ★★★


前回にアップしたOver Sea, Under Stoneの続きです。
あれ?前作と主役が全く違う・・・!
まるで新しい物語だ、と思ったら前作に引き続きメリー叔父さんが登場していました。
やはりこの叔父さん只者ではない。
さてさて今回の主役は11歳の誕生日を迎えたウィル君。彼は8人兄弟(だったかな?)の7番目の子供。
実はウィル君、表向きには「11歳」なのですがメリー叔父さんと同じ特別な存在だったのです。
それは「Old Ones」と呼ばれ、彼らにしか理解できない言葉が存在し、そして不滅で賢くて不思議な力を持った人達なのでした。
さて、ウィルがOld Onesに目覚めたとき、彼が住む場所に大きな災難が降りかかります。
「Dark Rider」と呼ばれる邪悪な存在達が平穏な日々に闇を落として行くのです。
実年齢ン百歳(?!)のウィルが11歳の子供のふりをしながらDark Riderに対抗し、使命を果たすために妖精(鉄・青銅・石・木・火・水)を手に入れる冒険は中々緊迫感があります。


[感想]
シリーズ1と2で登場した子供達がどう関わっていくのかが楽しみです。

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【題名:Over Sea, Under Stone】
(Author) Susan Cooper : 224pages 星3つ ★★★


全5巻シリーズの冒険。
3人兄妹弟(サイモン、ジェーン、バーニー)はコーンウォールで楽しい休日を過ごすはずだった。
けれど遊び心で家を探検していたところ、屋根裏で奇妙な地図を発見します。
『きっと宝の地図だ!』『宝よ!』『宝!!』
興奮する兄妹弟だったが同時に彼らに不気味な大人たちが忍び寄ってきた。


アーサー王伝説に絡む網の目のような陰謀に子供達はまだ気づかない。
兄妹弟は信頼できる大叔父のメリーに相談をします。メリー叔父さんは地図の謎を知っている風だったが兄妹弟にはヒントしか与えません。
やがて地図を狙う大人たちから逃れ、誰を信用していいかわからなくなった兄妹弟に頼りにしていたメリー叔父さんが行方知らずとなってしまい・・・。
謎が多いお宝の地図とアーサー王の伝説を追う危険な冒険が始まる。


[感想]
犬・・・!メリー叔父さんの犬・ルーファス君が可愛い~!!
なんて良い子で賢い犬なのでしょう。この本を読みながら頭の中でルーファス君をぐりぐり撫でて可愛がりたくなりました。
肝心なお話の方はテンポが良くて読みやすくて楽しい。
書評が高いのも頷けます。

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