ちょっとした擦り傷なら、時間経過とともに傷が生じる前の状態までほぼ復元してくれるのが日産自動車の開発した塗装技術、「スクラッチシールド」。この技術が、iPhoneのケースに応用された。

これは16日、欧州日産が発表したもの。スクラッチシールド技術を採用した、世界初のiPhoneケースのプロトタイプがお披露目されたのだ。

スクラッチシールド技術は2005年、日産がアドバンストソフトマテリアルズや東京大学と共同開発。ボディに軟質樹脂を配合したクリヤー塗装を施すことで、洗車によるすり傷、日常使用での引っかき傷程度なら、時間が経てば復元するという世界初の塗装技術である。

また、一般のクリヤー塗装と比較して、傷が付きにくくなったことで水はじきが良く、ツヤ、光沢が持続。日産によれば、従来の塗装と比較して、細かい擦りキズなどを5分の1程度に低減できるという。

今回、欧州日産が披露したiPhoneケースは、ABS樹脂製。この表面にスクラッチシールド塗装を施した。欧州日産は今後テストを繰り返し、年内に欧州での発売を目指している。




日産から傷が自己復元するiPhoneケース…世界初 | レスポンス (テクノロジー、Appleのニュース)





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