"確実な避妊法のなかった40年前の統計をみます。結婚後どのくらいの期間で、最初の妊娠が起きたかの率(初妊率といいます)についての内外の報告を、ある学術書のために私がまとめたものです。この時代では、結婚後2年までに妊娠した率は約90%前後になります。


こうした背景から、「不妊症」という言葉の定義は、結婚後2年以上経ったら、「何か妊娠を遅くしている原因はないか」とか「妊娠しやすくするためには、どうすればよいか」を相談するために、医療機関を受診した方がいいというメドを示したものにすぎないと考えてよいでしょう。もちろん、結婚後できるだけ早くに子どものほしい人や晩婚の人、子宮内膜症の疑いのある人は、もっと早い時期に検査を受けるのがよいでしょう。


時期は適宜・随時の血液検査プロラクチン① プロラクチン
脳の下垂体から分泌されるプロラクチンの血中濃度を調べる検査ですじフロラクチンは乳汁分泌を促すホルモンで、分娩後に多量に分泌されます。このプロラクチンが妊娠中や授乳中でもないのに過剰に分泌されるのを高プロラクチン血症といい、無排卵や無月経になることもあります。
人によっては、血中プロラクチンが正常範囲あるいは少し上昇した程度であっても、黄体機能不全や排卵障害などを引き起こすこともあるといわれています。プロラクチンの血中濃度は一般的に夜問の方が高く、昼問の採決で異常が認められていなくても夜間の血中レペルが高すぎるケースも想定されます。
高プロラクチン血症では、乳汁漏出を起こすこともあります。授乳中でもないのに乳房をしぼったら乳汁が出る」といった症状があれば、必ず相談してください。" すべてはこの瞬間のためにある