モーニング娘。道重さゆみの4329日目 | ハロプロ研修生Tシャツ・ヲタTシャツ自作ブログ

ハロプロ研修生Tシャツ・ヲタTシャツ自作ブログ

クールハローに対抗してハロプロのオリジナルヲタTシャツや研修生Tシャツを自作しているヲタTシャツ職人です。
公式のヲタTシャツについてレビューなども書いていきます。

{AF25CAA2-02B8-4B5A-9373-8FF1EBCD83F6:01}

まず、道重さゆみさんご卒業おめでとうございます。


本編は「見返りはるなん」Tシャツ、アンコール以降は「限界道重」Tシャツを着て2014年11月26日の横浜アリーナでのコンサートに参加してきました。

横浜アリーナでモーニング娘。道重さゆみの最後の瞬間をこの目に焼き付けられたことがとても幸せでした。

僕はセンターB1のセンターステージとメインステージを繋ぐ花道のすぐ横というラッキーな席でしたので、コンサートの詳細なレポートは他の方に任せて、僕の席から見えた事実と個人的な感想を書きたいと思います。

次期リーダーの覚悟

コンサートが始まって、さゆを先頭にセンターステージへと花道を歩いていくモーニング娘。'14の10人はとても格好良かったです。
さゆが作り上げたこの10人に、もうこの時点で涙腺緩んでました。

皆は楽しそうな笑顔で会場を見渡していましたが、最後尾の譜久村さんの表情だけは、しっかりと前を見据えた凛々しいものでした。この瞬間、譜久村さんのリーダー就任を確信しました。

今回の人事については生田さんのサブリーダー就任も含めて、順当なものだったと思います。ま、飯窪さんファンとしては、次の卒業候補最有力が飯窪さんとなってしまったのが残念ではありますが。

今後はリーダー、サブリーダー、エースの4人がそれぞれの役割を自覚して、残りの9人をまとめ、引っ張り、支えていってほしいと思います。

さゆの涙

さゆの脚が攣ったのはコンサート中盤のツアーとは違う特別なメドレー内。「ラララのピピピ」の冒頭ですでに右脚のつま先を触っていましたので、前の曲の「恋愛ハンター」からさゆの脚に異変が起こってたと考えるのが自然ですかね。

曲が進むにつれて、さゆのダンスが不自然なのがすぐに分かりました。明らかにステップが踏めてません。この時点で、先ほどのつま先を触っていた動きがふくらはぎを伸ばそうとしているのだとすぐに分かり、脚が攣ったんだと気がつきました。

ただ、ほとんど表情に出していなかったので、(スカパーの録画を後で見直せば気がつくレベル)この時点では気がついている人もまだ少なかったんではないでしょうか。

本当にアイドルのプロだなと感じました。僕はマラソンの最中に両ふくらはぎを攣って5分ほど悶絶して動けないという体験をしたことがあるので、驚異の精神力と言わざる得ません。

さゆがステージ奥にはける時には右足を引きずっていましたし、暗がりに入ると倒れ込んでました(丁度見える位置でした)し、スタッフに抱えられていましたので、やはり相当な痛みのはずです。

このアクシデントがあったので、本編ラストの曲紹介のMCで、さゆは涙を流したんだと思います。決して悲しい涙ではなく、悔し涙だったんだと思います。直前に中澤さんに「一瞬一瞬を大切に」、田中さんに「悔いのないように」と言われていたので余計に辛かったと思います。

飯窪の勇気

「ラララのピピピ」をなんとかクリアしたさゆでしたが、次の「A B C D E-cha E-chaしたい」ではご存知の通り、さゆはセンターステージを動けませんでした。

さゆを残してセンターステージへと花道を移動する9人。演出がどのようになっていたか分かりませんが「ラララのピピピ」終わりで中央に立っているさゆを先頭に、センターステージに移動するのが自然です。しかし、飯窪さんを先頭に9人で移動します。

そこをさゆは動けないと判断して、演出通りのタイミングでセンターステージへと飯窪さんが踏み出したのだとしたら、ファインプレーだったと思います。

あそこでイレギュラーな展開にしてしまってはメドレーの流れを断ってしまいますし、メインステージに残ってパフォーマンスをするのは演出的に博打すぎます。

後述の譜久村ダッシュとは違って、こちらは裏が取れてません。もしこれが飯窪さんの瞬時の判断なら素晴らしい判断だったと思います。あまりにも自然すぎて。この時点でもまだ演出だと思っていた人が多いんじゃないかと思います。

鞘師の決意

メインステージに残ったさゆの動向も気になりましたが、僕はセンターステージの9人を目に焼き付けることにしました。

9人にたいしてイヤモニを通してスタッフから指示が飛んでいたのかは分かりませんが、9人に動揺の表情はほぼなかったと思います。むしろ、踊りながら後ろを向いた瞬間に、メインステージに残るさゆを目視した鞘師の表情が「私達に任せてください!」と言わんばかりの目ヂカラでした。

この時「あ、大丈夫だ。」って思いました。流石、さゆに「後輩たちが頼もしくなった」と卒業を決意させただけのことはあります。録画しておいたスカパーの中継も観ましたが、すぐにフォーメーションを修正していて、まるで初めからその演出だったかのようなステージを見せていました。

本当にすごいの一言です。開演前から一人欠けてるのと、メドレーの途中で一人欠けるのとでは訳が違いますからね。

譜久村の熱意

そして話題にもなった例のフクムラダッシュ(フクムラロックと言い、昭和のヒーローの必殺技みたいなネーミングですがw)へと続くわけですが、あのシーンの一部始終を間近で見られたのは幸せでした。あの瞬間がスローモーションに見えました。

譜久村さん本人は、「道重さんの隣で踊りたかった」「高橋さんならどうするか?」と考えた結果の行動との事でしたが、あの判断も素晴らしかったと思います。そのあと、8人でフォーメーションを崩さなかったメンバーにも拍手です。

このアクシデントに関連する一連の対応力がモーニング娘。'15を引っ張っていくメンバー9人の力なのだと確信しました。メインステージから一人、後輩たちの成長を見届けたさゆも、同じように感じたのではないでしょうか。

最後のメッセージ

「見つけてくれてありがとう」

とてもさゆらしい詩的で、それでいてさゆの気持ちが伝わる素敵な言葉選びと間の取り方、最高のスピーチだと思いました。

そしてその言葉が会場の一人一人に100%届く話し方。これがさゆがこの12年間に身につけた最大の武器なんだと思います。

モーニング娘。'14のファンは全員「変な人」だと思います。明石家さんまさんが以前言っていましたが、恋人でも握手する為だけに地方まで来てくれるような人いませんしね。

ありがとう

さゆには本当に感謝してます。加入当時、可愛い子が入ってきたな。でも歌もダンスも下手だなwという印象だったさゆが、こんなにも立派なリーダーになって、モーニング娘。の再興に貢献してくれるなんて。

かく言う僕は一度モーニング娘。ファンを離れて、アイドルファン自体も数年やめていて、戻ってきた身です。それもこれも全てさゆの頑張りが起こした求心力によるものです。

さゆは「見つけてくれて、ありがとう」と言葉を残しましたが、むしろあの輝きに惹かれて集められたのが、あの日あの光景を目撃できた僕たちなのです。

だから、こちらこそ「ありがとう、さゆ」と言いたい。そしてゆっくり休養し、まだまだ先の長いさゆの人生について、しっかりと考える時間にして欲しいと思います。

さゆ、お疲れ様でした。ありがとう。