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我的piece

私を造る沢山の破片

退社時間間近


屋上から見る夕方の空の色


絶妙な組み合わせ


久しぶりに写真にとどめておきたいと思った



そんな日に限って


携帯電話を家に忘れる・・・


欲しいときに手が届かない


良くあること



そんなときだから


忘れないようにしみじみと眺めてみた


簡単に手に入ることは粗末にしがち



写真にとどめられない分


心にとどめようと真剣に見た夕方の空のように


簡単に手に入ったものに対しても今一度目を向けて見なければと思う



そんな無二の夕方の空をみて


今日も半年前に再開した武道を嗜みに向かう


気分はいつもよりいい


気分がいつもは悪いだけ


閉鎖的な集まりに


知り合いなしで赴く気の重さ・・・



それを跳ね返してでも精進したいと思う気持ちが


毎週 少しずつ磨り減ってゆく


ブランコの下が窪むように



今日もそうだった


結局 そうだった


何もしてないこと


何かをすること


どちらも気に入らないのだろう



どれだけ有段者かはしらないが


段位が上がるごとに 大柄になるのなら


僕は毎週 武道を行うことができればそれでいい



審査を受けて段位が上がるごとに


人格者でなくなっていくのなら


審査を受けずに自分のペースで続けて行きたい



ここ半年の僕を憂鬱にさせるもの


毎週の練習



この一本を最後と思い


全神経を集中し


張り詰めた糸が切れるように


精神的に美しく


肉体的に美しく


完全なる自己満足の世界に没頭したい



人としての礼儀を無くさぬように




そう言い聞かせても


駄目かなと思うことが多い

車の往来も少なくなる夜中に


タバコを吸いに外へ出ると


街灯もないから


月明かりがこんなに明るいなんてと驚くことがある



月が傾いて一層暗い夜空には


こんなに生きていたのかと思うほどの星が夜空に撒き散らされていることがある


意識を遠くして


焦点をゆるくして


夜空を見上げ


ゆっくりと深呼吸して


夜空を感じると



宇宙に吸い込まれるような感覚になる




僕は そのとき 誰よりも 精神的に解放され


生とか死とか考えることとは無縁になる


こんなに気持ちのいい状態


こんなに心地のいい状態



秋の空


空はどこまでも 水色で


雲はどこまでも 真っ白で


日向は暖かく


吹く風は冷たく



風に吹かれる毎に浄化されていくように心が晴れていく



これでいいんだ


これでいいはずだ



僕はたぶん 間違ってない


色々な道を選んできたけど


振り返ってまっすぐな道じゃないけど


進んでいる方向は 大きく見れば間違ってない





僕は 案外 まだまだ 大丈夫だと思う

爺さんの没後 十数年・・・


今年から 爺さんの墓参りを始めた・・・



ここ数年


梅雨あたりから年末にかけて毎年


鼻の中に線香を押し込まれたように


どこにいても線香のキツイにおいを感じる・・・



半年に渡って 四六時中であれば


鼻が悪いのかとも思うのだが



一週間 臭いが消えたり


一日の中でも 匂うときと そうじゃないときがあるし


もしかしたら・・・


という思いもあったから



あぁ~また誰か来たのか?


誰かが何かを伝えようとしているのか?


なんて考えて やり過ごしてきた・・・



線香の香りというようなものではなく


鼻の中が痛い 程の刺激を伴うわりには



頭痛が起きるとか


精神的に参るとか


そういうことはなく


もう 毎年の恒例というか


僕にとっては付き物と思っていた



そんな状況でつい半年前に


力があると言われている とある霊能者に会う機会があり


半信半疑で話を聞きに言った



誰にでも当てはまりそうなことは多々あったのだけれど


やはり思い当たる節が重なり


そういうものかと聞いていた



線香のにおいについては


先祖が呼んでいるということ


これまで行かなかったのであれば


行ってみるといい・・・


具体的に何かが起こるわけではないけど



視界が晴れるように人生が好転してゆくとのこと


それを期待して というわけではないけど



少しでも血を受け継いでいる人だから


色々と行かなかった理由はあるけれど


そろそろ会いに行ってもいいかなと思った



爺さんとは あまり接する機会がなかったから


爺さんに色々願い事はできない


だからせめて



父親と母親だけは守ってくれるよう頼んだ


僕はなんとか大丈夫そうだから


僕のことはいいから


父親と母親だけは守ってくれと・・・



爺さん


聞こえているだろうか




最近 空を見上げると


僕が思い悩んでいることは大したことはないかい?と聞いてしまう


きっと生きている間の出来事はあまりにも小さくて他愛のないことだと答えるような気がする


そうかもしれない


そうだとすれば


もうちょっと自由に考えたり 行動したりしても いいんじゃないかな?と気持ちが楽になる



そういや その力のある人は言ってた


僕の霊感は強すぎると


今は休止状態かもしれないけど


また霊感が始まったとき 前以上に強くなると


そして守護霊たちの言葉が聞こえるようになると



ほんとかどうかはわからないけど


もし そうなったら


守護霊たちの言うことに従いなさいと言われた



僕が昔から知りたかったことが


色々わかるときがくるのだろうか



ここ数年続く線香のにおいはその前触れだろうか


にわかに信じがたいけど


楽しみでもある



本当の自分に会えるような気がする