いろいろと物議を醸し出して良いところが何も無い日本テレビであるが、2024年は8月31日から9月1日にかけて24時間テレビ「スポンサーは日本テレビ愛は地球を救うのか?」が放映されるらしい。
 例年であれば今頃はメインパーソナリティーに放送内容について発表があるところだが、どうやら旧ジャニーズタレントに断られ、大谷翔平さんへのプライバシー報道問題から特番が組めず、本当に日本テレビは救われなくなれそうである。
 いやいや、それでは困るのだ。この番組が無くなったら一般人が頑張る障碍者の姿を見られないではないか。どうやって自分を勇気づければ良いと言うのだろう。
 それに日本の恵まれない人々に募金を行えなくなってしまうではないか。あとは全ての募金をユニセフに送金していただける黒柳徹子さんの銀行口座をかたくなに教えようとしない、チャグネス=アン匹居る日本ユニセフに19パーセントを上乗せして募金するしか無い。
 しかも日本ユニセフは受け付けた募金について日本のために使用するとは一言も言っていないという。そもそも中華人民共和国や大韓民国の嫌がらせに協力しているユニセフに募金を送ってもきちんと使われるかは不明である。連中の得意技「ポッケナイナイ」になるかもしれない。
 日本テレビの系列局でも募金の着服があったというが、10年間で300万円。それまでの募金総額が30億円程度だとすると1パーセントである。日本ユニセフの19パーセントに比べれば小さいではないか。
 ここは胸を張って日本のバラエティ番組として放映してもらいたいものである。え? バラエティじゃなくてチャリティでボランティア? それは日本語と英語の齟齬が問題であって(以下略

 24時間テレビというといつのころからか始まった24時間100キロメートルマラソンというのがある。これは読んで字の如く、24時間をかけて灼熱の中、100キロメートルを完走し、ファイナルフィナーレを行って居るメイン会場に日本の公共交通手段並みの正確さで滑り込んでゴールするというものである。
 マラソンを行うのはタレントであったり芸人であったり、またはご家族の方々が協力することもある。東京の8月末というのはまだまだ残暑と言うには暑すぎる。そこを昼夜問わず走ることでランナーはボロボロの状態になるが、その姿を見せつつ困難にくじけない心意気を市庁舎に見せるのである。
 ところで、100キロメートルというと25里。つまり25時間くらい一般的な成人であれば普通の速度で歩き続ければ完走できるわけだ。
 フルマラソンのランナーは時速20キロメートルほどで42.195キロメートルを走り抜けることから、マラソンランナー5人くらいでリレーすれば5時間程度で完走できる距離でもある。
 時速6キロメートルで走ると17時間程度になり、3分の2を走って3分の1を休憩していれば楽勝に思えるのはわたしがマラソンを行わないためか。一応24時間マラソンに出場する芸能人は、当日に向けて専用トレーナーが付いたトレーニングを受けると言うし。
 ただ、時間通りにメイン会場に入ることができれば、そこで完走のご褒美である数千万円が譲渡される上に、以後1年間にわたり日本テレビの番組に登場できるという権利も得られるという。芸能人の方々にしてみるといろいろとおいしいところなのだろう。
 ところが昨今の日本テレビバッシングで何かにつけて24時間マラソンも批難されがちである。そこで今年は100キロメートルを走るメインの芸能人の他に、一般参加の1000人のランナーを募集、リレーで走って芸能人を応援するらしい。
 参加したい人は日本テレビのサイトで募集しているようだ。
全国の児童養護施設に募金マラソン!|24時間テレビ
 つまり「日本の児童養護施設に募金をしたければ、24時間TVの黄色いシャツを購入してマラソンを行え」ということである。例の黄色いシャツが配付されるか自分で購入しなければならないかは不明だが、ここはテラセンと同じで自前購入だろう。
 ところで、100キロメートルを1000人で分担すると、一人当たりは100メートル程度で良いわけである。老若男女が参加するために100メートルの平均時間を20秒程度だとしても20000秒、前部で5.6時間程度だ。午後6時くらいにスタートしても、夜中の11時ころ、少なくても8月31日の間にゴールしてしまう。
 逆に100キロメートルを1000人で24時間かけて完走する場合、1区画100メートルを1.5分かければ良いことになる。それなりに高齢の方が参加しても、100メートルを1.5分かければかなり遅いのではないか。時速に換算しても0.24キロメートルである。
 うーむ、これではいくら何でも見て居る側に感動が伝わるのだろうか。そこでわたしが思いついたこと。
 参加する1000人を、人工透析患者に限定してはどうだろう。
 一応人工透析患者は身体障害者に認定されているし、体力的には一般人に比べてかなり弱い。わたしも100メートルを無事完走できる自信は無い。さらに透析を始めて10年以上の患者に限定すると、歩くことも難しくなる。
 しかも透析患者は排尿できない分だけ透析時に体内の余分な水分は、脱水症ギリギリの状態まで搾り取っている。恐らく完走はおろか、途中で倒れる患者が続出するだろう。
 普段目にすることが少なく、医療費がかかって某フジテレビの元アナウンサーあたりから保険料を使うな、払えないのならそのまま4ねとかボロクソに言われている透析患者が、普段どれほど過酷に生活しており、一般的な運動でも生死に関わるのかが判るはずである。
 その実体を知らせつつ、完走できずに倒れながら、這いつくばってでも100メートルを進もうとする姿、日本中に感動の涙を呼ぶだろう。あのR4でも鬼の目に涙を浮かべるかもしれない。
 果たして1000人の運命やいかに。それこそ「君は生き残ることができるか?」である。
 どうでしょう、日本テレビの番組製作スタッフのみなさん。この過酷な透析患者1000人よる24時間リレーマラソン。今ならわたしに対して企画料金はいりませんので使って見ますか?
 ちなみに、わたしは絶対に参加しませんのであしからず。

次回は、ヲタクに質問してはいけないことについて語りたい。