ご訪問&ペタありがとうございます。


昨夜からしんしんとと降り続けた雪は、今朝になって見てみると相当な量になっていました。


朝食を食べ終え、薬を飲みながら、まだ朝食を食べている長男坊に向かって、「早く食え!雪かきするぞ~。」と声を掛けました。


長男坊は「うん!」と言って、急ぎ始めました。

その様子を見ていて「あれ?面倒臭がらないのね・・・」と思い、ニヤニヤしてしまいました。


玄関を開けて外に出ると、家の中から見た以上に雪が積もっていました。

とりあえず、玄関前の雪を一箇所に積み上げ、それを長男坊に庭に運ばせました。


僕は僕で、自宅と道路の間に積もった雪をスコップで庭に放り投げていました。

しばらくすると長男坊が「父ちゃん、終わった~!」と声を掛けてきました。


腰の悪い僕は、大量の雪をスコップで庭に放り投げる作業に疲れてきたところだったので、今度は先ほどと同じように雪を庭のちょっと前に積み上げ、長男坊にその雪を庭に放り投げさせました。

とは言っても、既にそんなに量は残っていなかったので、もう僕1人でも十分だったのですが、手伝ってもらいました。


捨てる雪が全て無くなった時、長男坊に「もういいぞ!・・・もし、父ちゃんの帰りが遅くなった時、お母さんが雪かきをすることがあったら、たまに手伝ってあげてくれよ!」と言いました。

長男坊は「うん、分かった!」と返事をしました。


僕も小さい頃、父に雪かきの手伝いをさせられました。

大きくなるにつれ、面倒臭くなり、色々と理由をつけては、父の雪かきの手伝いを避けるようになりました。


僕が結婚してから実家に行った時、朝早く仕事に出かけたために父は不在でしたが、家の前の雪かきは誰も手をつけていませんでした。

仕事から帰ってきて疲れている父に雪かきをさせる訳にはいかないと思い、僕が雪かきを始め、ほぼ終わりかけたとき、父が仕事から戻ってきました。


父は職場の窓から、降り続ける雪を見て、帰宅後に雪かきをしなければならない、と思っていたのでしょう。

僕が雪かきを済ませているのを見て、ありがたそうな顔をして「悪いな・・・。」と言いました。


そのとき僕は、父にねぎらいの言葉をかけられた嬉しさより、実家に住んでいた時に、あまり雪かきを手伝わなかったことを恥ずかしく思いました。

家庭を持って初めて、父の雪かきの大変さが分かったなんて、遅すぎますよね・・・。


そんなことを思い出しながら、家に入り、上着を脱いでいる長男坊に「サンキュー!助かったよ♪」と声を掛けました。

妻にも長男坊が手伝ってくれたおかげで、早く雪かきが終わったことを話しました。

長男坊は頼られたことが嬉しかったのか、「また雪かきをするときは手伝うからね!」と言ってくれました。


いつまで手伝ってくれて、いつから面倒くさくなるのかなぁ・・・。

思春期になれば、やりたいことがたくさんできて、多分手伝ってくれないでしょうね。

そして、僕と同じように家庭を持ってから気づくのかな?


今日は、ちょっとだけ長男坊が頼もしく見えました。