現役中古車販売店が教える
中古車購入する前に押さえるべき
失敗しないためのポイントを
おばあちゃんでも分かる様に簡単に解説
前回の続きです。
今回は『一般的な自動車購入時にかかる諸経費』を一つ一つ解説します。
自動車税
自動車の排気量に応じて課税される都道府県税のことで、4月1日現在の所有者が5月末までに納めます。
購入時は登録月の翌月から年度末までの額を納めます。
前ユーザーがすでに納税済みの車両を購入した場合は、新ユーザーが年度末までの未経過分を支払うのが一般的です。
環境性能割
売買などで自動車を取得した取得者に対して課税される税金のことです。
以前は自動車取得税と呼ばれていました。
税率は、環境負荷軽減（燃費基準値達成度など）に応じて、非課税、1％、2％、3％の4段階に区分けされています。
大抵は6年経過するとかかりませんが、一部特別車両などは都道府県によっては課税されることがあります。
自動車重量税
自動車の車両重量に応じて支払う国税。
車検残がある場合は必要ありません。
普通乗用車の場合、新車の新規登録時は次の車検までの3年分をまとめて支払います。
以降は車検が2年ごとにあるため、2年ごとにまとめて支払います。
自賠責保険
自動車損害賠償責任保険の略称であり、いわゆる強制保険です。
車検の時に、次の車検までの期間分の料金を支払います。
車検残がある中古車なら基本は新オーナーが支払う義務はありません。
最近は販売店が前オーナーに未経過分を支払い、その分を「自賠責保険未経過相当額」として新オーナーに請求することがあります。
自動車リサイクル料（リサイクル預託金）
リサイクル預託金は新車購入時または中古車購入時、そして車検時に、その車の所有者が支払う義務を負います。
金額は車種により異なっており、具体的な金額はメーカーのホームページなどで見ることができます。
納車整備費用/点検整備費用
中古車を納車前に整備・点検するのにかかる費用の事です。
消耗品の点検、オイル交換、販売する車に必要な整備費用です。
納車費用
納車する際、自宅等、納車先まで車を届けてもらうためにかかる費用。
自分で販売店まで車を取りに行けばこの費用はかかりません。
ただし一部販売店ではストックヤードから店頭までもってくるなどの手数料を、納車費用として請求する場合もあります。
名義変更費用/登録代行費用
車を使用する際には、最寄りの運輸支局で車両の登録を行い、ナンバーの交付を受ける必要があります。
その登録手続きを販売店に代行してもらう際にかかる費用が名義変更、登録代行費用です。
車庫証明費用
保管場所を管轄する警察署窓口へ、申請書類に必要事項を記入し提出します。
車庫証明の申請は、保管場所を管轄する警察署の窓口で行います。
申請手数料と標章交付手数料で2,600円程度の手数料が必要。
地域によっては軽自動車も「保管場所届出手続」が必要になります。
各種オプション費用
任意でカーナビ、ETC、ドライブレコーダー等のアクセサリーやオプションホイール、タイヤ等、あくまでお客様の方で必要であれば付属するオプションです。
ボディコーティング等も一般的にオプション扱いになります。
また最近は中古車保証もオプションで付けられる場合があります。
どうでしょうか？？
これが『一般的な自動車購入時にかかる諸経費』と言われているものです。
普段聞かないような単語ばかりで正直意味わからないですよね…
私もよく分かっていないので大丈夫です(？)
今回解説した諸経費は大まかに
【払わないといけないもの】
【店によって値段が違うもの】
【やろうと思えば自分で出来るもの】
の3種類に分けられます。
それを踏まえて、次回はより嚙み砕いて解説していきたいと思いますね。
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担当 広瀬