すぐ近くの席の人がクビになった。最後追い出されるところまでガッツリ目の当たりにしたのは初めてだ。パフォーマンスベースでの解雇のようだ。
以前、大規模一斉リストラがあったときはうちのグループからはあまりクビが出なかった。人に対して仕事が多すぎるからかと思い、そのときは終わったのだが、外資にそんな生ぬるい話はなかった。
大規模一斉リストラからしばらく経って、パフォーマンスベースでのクビを次々行ったようだ。結果的に、一緒にランチを食べていた人々が数ヶ月のうちに半分以上会社を去り、一時精神的に凹んだ。確かにパフォーマンスベースでのクビを粛々とやった方が組織へのダメージは小さい気はするけども。。。
パフォーマンスベースでのクビが決まっても、本人が言いふらさない限り周りにはわからないよう配慮される。辞める流れの中で、周りはアレ?と気づく。一般民にとってみれば、ある日突然仕事の受け持ちなどが変わり、例えば今回は一瞬人多すぎじゃ?と思うような編成になった。が、すぐ解雇があり妥当なリソース配分になった。常に小さな変化にも注意してアンテナをはっておかないといけない(私は疎いのであまり良くない…)。
その受け持ち変更後数日のうちにスタッフ以上の人々が周りの関係しそうな人々にそれとな〜く情報を流す。直接仕事を引き継ぐ人には引き継ぎ指示が出る。仕事を引き継ぐ人以外の場合、メールとかじゃなく、日常会話などでそれとな〜く!ボスの信頼するシニアレベルの黒子たちがこういうダーティーワークに動く。マネージャがワチャワチャ動くと皆何事かと思うので(それにマネージャは忙しいので)、マネージャ以外が動くのである。
パフォーマンスベースのクビは、だいたい数ヶ月以上前に、あなたのクビやばいですよ的なことがマネージャから伝えられる。その間にパフォーマンス改善すべく頑張るなり、転職先を探すなりする。辞める人は大概、最終出社当日までに”いままでありがとう、連絡先はこれこれです”メールを一斉送信して、特に同じチームや仲が良かった人には最終出社日に直接挨拶まわりをする。が、クビだとこういった流れがないか簡略化され、マネージャに付き添われての”追い出し”になる。
最終出社日に、マネージャは本人とともにチェックリスト片手に様々な退職チェックを行い、辞める人の会社のIDカードを取り上げて出口まで付き添う。普通に辞める場合は和やかな雰囲気だし、辞める日も普通にその辺をふらふらして駄弁ったりしている。クビの場合はぴたりとマネージャが付き添い、最後まで良からぬことをしないよう目を光らせているといったところ。
個人的には、ボスが組織内でどのくらいパワーがあるかが大事だと思う。したがってしょぼいマネージャのチームに入るのは危険だ。しょぼいマネージャのチームに入ったなら、社内就職活動を頑張らなければならない。もちろん本人のパフォーマンスがめちゃくちゃ悪ければどうしようもないけど、チームごとの相対的な評価のもとで決まることもある。ボーダーライン上の人々の生死はそこで決するのである。マネージャが不甲斐ないと多数の死者が出る。ちなみに仕事が出来るかとパワーが強いかは必ずしも一致しない。