渡米してしばらく経つが、英語力が上がらない。。むしろ英語を話す時の緊張感がなくなって、若干英語力が下がった感すらある。

ビジネスの場で頻出の表現は前よりスラスラ出てくるようにはなった。が、例えば自分の意見を述べるときに、聞き手が私のいう事を理解するのに苦労しているのが見て取れる。むしろ数式や図の方が理解してもらいやすいが、それができない場合も多い。

このレベルの英語力だとまともに意見を聞いてもらえる確率がガクッと下がってしまう。「ディスカッションの方向性を決めるような、いいことを言った~」という気になっていると、他の人がほぼ同じ内容を美しい英語で述べて、全てをかっさらって行ったりするのは日常茶飯事だ。

多分、英語を上手に話すタスクと物事を考えたり記憶を辿ったりするタスクを並列処理するのが私にとってはまだ難しい。書くときは時間をかけられるので並列処理の必要がない。だが、ミーティングでは議論についていきながら、頭の中で色々考えながら、意見をいう必要がある。英語と思考両方を並行で高精度に行う必要があるのだ。今は前職の知識と周りの助けでなんとか生き延びている感がある。

日のよっても調子の波があって、すごくスラスラ喋れてスムーズに行く時もあるが、ちょっと調子が悪かったり緊張したりすると途端にガタガタになる。余裕がないので、そのときの調子にもろに影響を受けてしまうのだと思う。

また、苦手意識が邪魔して、コミュニケーションのチャンスを逃していると思う。例えば、廊下でばったり同僚に会った時、仲が良い同僚とは話すが、それ以外の人とは気軽に話しづらい。相手もあまり話したくなさそう。多分私は自分の世界に閉じこもっているように見えるかもしれない。もともとコミュニケーションが好き/上手い方ではないし、他人や他人にどう見られるかに興味がない方だ。

だが、ついに他チームのマネージャにふとした時に「きみは世界の残り(=自分の直近以外)で起きていることをもっと知ることが一番だ」と言われてしまった。これはヤバイ。その人はマネージャーとしてレベルが高いとひしひしと感じる。これはさり気ない教育的指導だ。アメリカでこういうことを言ってくれる人は本当に貴重なので、絶対に生かさないとと思う。

手をこまねいていたわけではなく、ESL二件ほど行ってみた。しかし、どちらもレベル分けテストで「あなたのレベルに合うクラスはない」と言われてしまった。教会やNPOなどのESLは、TOEICで言うなら600~700点くらいまでのようだ。生活に必要最低限+アルファの英語を教える場のようで、中学時代の英語授業を彷彿とさせた。それ以上を目指すなら、まとまったお金を払って学校に行くべきっぽい。だが、フルタイムで働くワーキングマザーには時間もお金もない。どうする?