先週、大統領選があった。結果はご存知の通りトランプの勝利。ここカリフォルニアではヒラリーが勝利したようだが、中部などでトランプは圧勝だった。

投票日翌日の朝は会社の駐車場はガラガラだった。皆深夜まで固唾を飲んで、大統領選のニュース速報を見ていたのだろう。

私自身は選挙権がないので傍観者の立場だが、移民への対応がどうなるかに大いに興味があった。トランプは基本移民を追い出す政策を掲げているので、状況次第では自分にも影響が及ばないと言いきれない。今後どうなるか注視する必要がある。

周りに聞くと、選挙当日でもヒラリーが勝つに違いないと思っている人が多数派だった。どうせヒラリー勝つから選挙行かないという人も。

トランプは支持したくないけれど、ヒラリーは嫌い、という意見も聞こえた。トランプ支持と公言すると、ちょっとおかしな人とか負け組とかに見られやすい(と少なくとも本人は思っている)ので、トランプ支持とは言いたくない、トランプの過激な言動に正直引いてる。でもヒラリーは嫌いという感じ。

ヒラリーは選挙戦終盤に黒い疑惑が次々出てきたが、それ以前から一定数に感情的に嫌われていた感がある。女性でヒラリー嫌いという人も少なくなかった。
そういう人と話していると、なんだかんだ理由をつけてはいるけど、ヒラリーが嫌いというのが先に来ているのかなと思った。黒い疑惑はそういう層へのトドメになった。

どういうことかと思ってニュースや公開討論会を見ていたら、ヒラリー嫌い派の気持ちもちょっとわかる気がした。ヒラリーってなんだか冷たそうなイヤなやつに見えるのだ。トランプが熱いバカを演じているので、対比で一層そう見える。世話好き肝っ玉母ちゃん風にすればもっと人気がでたかもしれない。
その点、オバマはすごいエリートだけどナイスガイオーラが半端ないのは流石だ(ただの優男という説もある)。

ただ、女性であるヒラリーが仕事場でバリっとカッコつけてざるをえないのは本当によく理解できる。女性は本当になめられやすいので、カッコつけず迫力を出さずにいたらアメリカでは職場でサバイブできない。敵味方含めて周りから馬鹿にされないためには男性以上にぴりっとスキを見せない必要がある。

一方で、政治家、特に大統領はみんなの味方感がないと支持されない。女性政治家の場合、そのさじ加減が男性よりも難しいのではと思う。

大統領選挙とは規模とかシステムは違うけれど、わりとサラッと小池さんを知事に選んだ東京都は実は柔軟だしすごいなーと思う。地方都市では難しかったかもしれない。

トランプは言動がめちゃくちゃで偏っているけど、なんだかんだ熱い。アメリカ人は基本的にエネルギー量が多い熱い人が(日本人である私から見ると)好きな傾向にあるし、そういう人の意見が通りやすい。インテリが多い地域は偏った発言を公の場でするとアウトだが。
周りの人に聞くと、細かい政策などをきちんと把握している人はほとんどいなかったので、結局は好き嫌いがひとつの大きなファクターだったんだろう。