土の匂い      車は走っていく
意味もなくたださらさらと
電車に揺られ     希望という名の歌を
四角い魔法箱から聞いている

一体僕って奴は何なのだろう?
            心はしらけて       もう眠たい

静かな朝      無色な雨が降る
怠惰に包まれた毎日は
どこか色を失う





 

ありふれた日々を嫌ったあいつは
未来という建前の前で笑ったんだ


町は静か      人は過ぎていく
ゆらゆら    クラクラ
どこか悲しさを引き連れて………