サッカー日本代表をドイツで応援しよう! -25ページ目

サッカー日本代表×マルタ代表

6月12日のオーストラリア戦を前にして、マルタ代表を相手に最終の親善試合を行ったサッカー日本代表だが、この試合で一体何を得ることが出来たのだろうか?


最近、ドイツは天候に恵まれず、最高気温が12度という感じの日が続いていたが、今日は久しぶりに太陽の降り注ぐ気持ちの良い天気となった。3時試合開始、1時開場ということだったので、1時前に自宅を出て、10分程でLTU Arenaの駐車場に到着。かなり早いほうの到着だと思っていたが、既に車の列がかなり出来ていた。そのほとんどが、ドイツ、オランダ、ベルギーに住んでいる日本人だ。いまだかつて、欧州においてこんなにも日本人が集まるイベントがあったのだろうかという程の賑わいで、駐車場からArenaまでも99%が日本人。最終入場者数は10,802人とのこと。

いざスタジアムへ

相変わらずセキュリティチェックは厳しいが、「飲み物、食べ物の持ち込みは不可」といいながら、「おにぎり」は許してくれるなど結構良心的?ここでも男列、女列あり。チケットのバーコードを読み込む入場機械の調子が悪く中々中に入れない。

セキュリティチェック

会場に入ると既に1階席の1/4程に人が入っていた。我々はメインスタンドど真ん中の3列目を確保。2時15分くらいになると日本代表選手がアップのためにピッチへ。なんと、いい子ちゃんなことに、観客に挨拶をしていた。指導が入ったのか!?

アップ開始のごあいさつ

怪我をして欠場している高原選手は荷物運び。今日が誕生日なので、みんなで「誕生日おめでとう~」って言ってあげたのに完全にしかと。ってかさぁ~

高原選手ホペイロ?

会場には今日も応援メッセージ付巨大ユニが。

巨大ユニ

スタメンは、トップの2枚が高原選手、柳沢選手から玉田選手、大黒選手に変更、ドイツ戦で怪我をした加地に代わって出場していた駒野が引き続き出場している以外は3-5-2でドイツ戦と同じメンツ。この2枚が機能するかが注目されたのだが・・・

スタメン立ち  記念撮影


結果はご存知通り1-0。

試合開始早々に玉田が放り込んだものの、その後はいいところが全くない。玉田選手、大黒選手の2トップも機能しているとは言いがたかった。相手がかなり引いていたためスペースが見つからずディフェンスとボランチで玉回しを繰り返し、中々押し上げることが出来ない。仮に相手にリードを許した際には必ず引かれる訳だから、この程度の相手にてこずっているようだと、本番が思いやられる。中盤やトップがもっと積極的に顔を出してボールをもらう動きをして、ボールを前後にも動かし、スペースを作る動きがもっと必要だろう。

後半に入るとほとんどの控え選手を出す形となり、3-6-1、4-4-2など錯綜。オガがトップを張るような感じの時もあった。

さすがにヒデもジーコに一言?

ヒデ、ジーコ


今回の試合で得たもの。

教訓めいたものはほとんどなく、控え選手が試合感を忘れないようにするだけだったような気がする。

火曜日にドイツ戦を組んだものの、そもそもオーストラリアがオランダとガチンコ勝負をしている時に、こんな試合を組むこと自体がどうかと思う。協会の政治力の向上も課題だ。

それからサポーターの方にも若干問題があるような気がする。日本人は良くも悪くもお人よしで、ゲームの内容の如何を問わず、試合終了後は選手を暖かくねぎらう。確かにねぎらうことは大事だが、今回試合内容に関してはもっとシビアに意思表示をすることも大事だと思う。ちなみに、試合終了後にちゃんと観客に挨拶出来てました。これは、非常に良かった。というか、当然のことだが。


ともかく、オーストラリア戦まで後1週間。フィジカルの部分に疲労も見えるので回復させつつ、チームとしての「形」を自分たちのモノとしてくれることを願う。


ところで、試合中にかみさんが遠くを見て「じゅういっかんって何だ?マンガとかの十一巻?」とつぶやいている。ふとその方向を見ると「11巻」の横断幕が。

あのさ・・・、背番号11番の巻(まき)の応援横断幕なんですけど・・・

11かん?

そんな彼女の今日の試合へのコメント。

「つまんなかったぁ。」

お疲れ様。


代表選手達は事前報道通りデュッセルの街に出没。ヒデは予想通りnakata.net cafeに現れ、宮本、川口両選手はHotel Nikkoからタクシーでどこぞへと消えていった。

しかし、有名人は本当に大変である。