ワールドカップ アルゼンチン×オランダ戦
既に決勝リーグ進出を決めている2チームの対決。
予選グループで屈指の好カードと言われたアルゼンチン×オランダ戦をフランクフルトで見てきた。
フランクのスタジアムは、昨年のコンフェデの日本×ギリシャ戦で始めて観戦したが、日本が勝ったせいか非常に印象が良いスタジアムの一つだ。
デュッセルからフランクフルト中央駅まで新幹線(ICE)。
中央駅からスタジアムまではトラムかS Bahnで向かう。
一応、スタンドの色に応じて市電(トラム)を使うかS Bahnを使うか分けられているが、どちらも使ってもOKだ。
ただし、両方ともスタジアムの駅からスタジアムまで結構な距離がある。
若干、トラムの駅の方が近いが、駅に到着してからスタジアムの建物に入るまで約20分は見ておいた方が良いだろう。
我々は駅前から出ているトラムに乗ったが、スタジアムの駅まで思いのほか時間がかかり20分以上かかっただろうか。
なお、中央駅構内には、24時間のコインロッカーがあり結構大きな荷物を入れることが出来るが、試合当日はかなり埋まっている。もしコインロッカーが使用できない場合は、有人の荷物預けコーナーがメイン出入り口コンコースの左側にあるので利用すると良いだろう。試合当日は0時(真夜中)まで引取り可能で、後払い5ユーロ/1個である。
8時過ぎにスタジアム駅に到着。
既にかなりの数のサポーターが。
アルゼンチン優勢?
と思ったら、わさわさ出てきたオランダサポ。
駅から5分位でゲートに到着。
フランクでは珍しく荷物チェックとチケットチェック(機械にかざす)を同じ場所で実施していた。
スタジアムまでの一本道。
まさに「森のスタジアム」(Waldstadion)である。
「森を抜けると、そこにはUFOが着陸していた」という世界。
他のスタジアムでは余り見られなかったが、ファンコーナーが充実しており、各スポンサーがイベントを開催していた。中々楽しい雰囲気。
スタジアムの上から風景。
待ちきれないサポーター達。
基本的に両チームとも決勝リーグ進出を決めているので、戦闘的ムードはなし。
若干、オランダサポーターの方が多かったが、断然アルゼンチンの方が盛り上がっていた。
アルゼンチンサポは、とにかく踊れ歌えやの大合唱。
開始前から大盛り上がり。
さすがラテンである。
「オーレ、なんちゃぁ~ら、アルゼンティーナ」という歌をひたすら歌っていた。
当然マラドーナ様も観戦。
入場、整列。
やはりこの時が一番興奮。
記念撮影。いつも5秒もないので、写真を撮るタイミングが難しい。
オランダのキックオフで試合開始。
結果はご存知スコアレスドローの0-0。
内容的には、余りエキサイティングな試合展開ではかなったが、アルゼンチンが時折見せる個人技に会場が沸いていた。アルゼンチンが優位に試合を運び、余裕の1位通過と言ったところだろう。
スタメンには、メッシ、テベスの若手2トップが登場しアピールをしていたが、得点することが出来ずに悔しそうであった。メッシのボール捌きは尋常ではなかった。
アルゼンチンの層の厚さを見せ付ける試合となった。
ということで、GroupC、及び同日に試合を行ったGroupDの順位が確定。
GroupA~Dは、順当な勝ち上がりと言えるだろう。
Group C
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | 事前予想 |
1 | アルゼンチン | 7 | 7 | アルゼンチン |
2 | オランダ | 7 | 2 | オランダ |
3 | コートジボワール | 3 | -1 | コートジボワール |
4 | セルビア・モンテネグロ | 0 | -8 | セルビア・モンテネグロ |
Group D
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | 事前予想 |
1 | ポルトガル | 9 | 4 | メキシコ |
2 | メキシコ | 4 | 1 | ポルトガル |
3 | アンゴラ | 2 | -1 | アンゴラ |
4 | イラン | 1 | -4 | イラン |
ここでも波乱はなし。
僕は、昨年のコンフェデの残像が残っていたせいかメキシコの一抜けを予想していたが、ポルトガルが予想以上に良いチームを作ってきた。
フェリペ監督、ごめんなさい。
虫のいい話だが、ポルトガルにはがんばってほしい。
Round 16(Group C×GroupD)
アルゼンチン×メキシコ(6月24日21:00@ライプツィッヒ)
ポルトガル×オランダ(6月25日21:00@ニュルンベルグ)
欧州勢、中・南米勢同士の戦いになってしまったが、8強を考えるとバランスの良い対戦かもしれない。