ワールドカップ イタリア優勝!!
イタリア優勝!
しかしながら、なんとも後味の悪い決勝戦だった。
PKでの勝敗。
ジダンの頭突き・・・
お互い守りに重点をおいたサッカーで面白みがほとんどない試合内容。
正直、試合内容としては決勝トーナメントで一番面白くない内容だったと言っても過言ではないだろう。
ディフェンスラインを引いてゴール前で敵に仕事をさせない。
そうするとお互いに中盤でだらだらとまわして、ミスをして相手に取られてという連続。
シュートは当然遠目から打たざるを得ないが、中々枠に飛ばない。
フランスの1点はPK、イタリアの1点はコーナーキックと両方ともセットプレーからの得点で、流れからのゴールは結局なかった訳だ。
確かに勝つサッカーは大事だ。
しかし、時として勝つサッカーではなく負けないサッカーになりがちである。
でも、やはり魅せるサッカーが見たい。
今後、欧州で魅せて勝てるサッカーを目指す国が本当に出てくるか不安になってしまった一戦だった。
とは言え、決勝戦に来るまでにはプロセスがあり、結果的にイタリアが世界で最も強いチームであることにはかわりがない。
グループリーグではアメリカに引き分け、なんとか1位通過し、出来上がりの遅さをあらわにした。
Round16のオーストラリア戦 では、マテラッツィが一発レッドで退場して後半を10人で戦ったものの終了直前にPKを取り勝利。まさに「大人のサッカーであった」
ベスト8ではウクライナを相手に3-0で余裕の勝利。このあたりからようやく攻撃陣が目覚める。
準決勝では、開催国のドイツを相手に苦戦をするものの、延長終了直前に2点を放り込み勝利。
振り返れば、紙一重ではあるものの、余裕の試合運びであった。
フランスの決勝までの勝ち上がりはすばらしかった。
イタリア同様グループリーグでは本当にまたもやこのまま敗退するかと思うほどはらはらさせられたが、スペイン、ブラジル、ポルトガルという強豪を倒しての決勝というのは、準優勝ということよりも意味を持つ。
特に、ジダンの引退への花道となるこのW杯においてフランスが準優勝できたことは感慨深いが、ジダンの頭突きは彼自身も一生悔いるだろう。あれほどの選手が何故?W杯とは怖いものである。
日本がW杯の決勝の舞台に上がることは僕が生きているうちは無いと思うが、少しずつでも良いので世界と戦えるチームになってほしい。
そのためには良い指導者や選手が必要なのは言うまでもないが、協会やそれを取り巻く関係者の弛まぬ努力が必要だろう。
そして我々サポーターの力。
一人一人の力は小さいが、それを結集すれば大きな力になる。
これからも、暖かくも厳しい目で日本代表を応援していきたいと思う。
本ブログの更新はこれにておしまいです。
決勝までお付き合い頂きましてありがとうございました。
それでは、2010年に南アフリカで会いましょう!
1ヶ月半の軌跡。
【日本代表関連】
○直前親善試合(観戦記)
○ワールドカップ グループリーグ(観戦記)
○ボンキャンプ
○その他
【W杯観戦記(日本代表除く)】
○グループリーグ
○決勝トーナメント
【ドイツ代表関連】
・決勝トーナメント進出一番乗り!(6月14日)
・ドイツ×イタリア(7月4日)
=準決勝観戦記(再掲)
【W杯全般】
○予想関連
○WMを楽しむ
・デュッセルでワールドカップ(WM2006)を楽しむ!(6月2日)
○試合結果、途中結果
・グループリーグ途中経過(6月19日)
・ドイツ、イングランドグループリーグ1位抜け!(6月20日)
・ドイツ×ポルトガル(3位決定戦)(7月8日) (再掲)
○その他