医師の長時間労働について

今回はニュースを見て医師の働き方について感じたことを少し綴らせて頂きます。

ある医師が未払い残業手当について訴訟を起こされています。
きっと業界全体のことを考えてされているのではないでしょうか。

個人的には医師だから長時間労働は仕方ない、残業手当もつかないというのは、どうかと思います。
また、年収が高いから長時間労働は許容される、というのもどうかと思います。

その仕事の価値に対しての給与ですので、所定労働時間を働くことでその対価を頂いていいのではと思います。

また、もし残業分も含むというなら、本来は、残業を含まない形で年収を決定し、残業分は何時間分をいくらで含んでます、を明確にした方がいいのではないでしょうか。

医師などやむを得ない残業があることは誰もが納得する部分かと思いますが、残業を含む、とすることで際限なく働くことを仕方ない、とされるのは疑問を感じます。医師の健康、精神状態にも危険が伴います。
人の命を預かる仕事ですので、危険な体調、精神状態で携わることは、患者サイドからしても心配です。いや、ないようにしてほしい、というのが本心です。
また、医師も1人の人間です。家族や趣味、自己研鑽などの時間を過ごす権利があると思います。医師の家族は家族でのふれあい時間を諦めるのしかないのでしょうか。


昨年、過労死等防止対策シンポジウムでワーク・ライフバランスについてお話させて頂く機会があり、その時、ご一緒させて頂いた産業医の先生にこんなことを聞いてみました。

(私)
欧米では患者1人1人に対して担当医を固定して患者をみるのではなく、病院として患者をみるため、医師もシフト勤務が機能していて日本ほどの時間外労働がないと聞いたことがありますが本当ですか?
(産業医の先生)
それはそうだと思います。
時間で仕事を区切ってるようです。
日本も出来なくはないけれど今までの慣例でなかなか...

だそうです!
どうしても出来ない理由があるなら仕方ないですが、”慣例” だそうです。
慣例なら、例えば以前は男性は仕事だけ→最近はイクメンが普通、男性も育休を取ったり育児・家事をしたりが普通など変わってきましたが、医師に対しての考え方・価値観を変え、働き方を変えることが出来るのではないでしょうか。

もちろん、いきなり一気に変わるのは難しいと思います。(人材確保も大きな課題かと思います)
ただ組織、企業にとって現状維持は衰退と同じです。
それは商品、サービスだけでなく、様々な環境変化に合わせて雇用のあり方や働き方も変化していくことが今後の人材確保とお客様サービス向上(患者への最適な処置)に繋がるのではないでしょうか。

当事者ではなく、病院に勤める者でもないので無責任発言かもしれませんが、一市民としての想いで投稿させて頂きました。