読みながら涙が込み上げてきて、途中何度か読み続けられなくなりながら、読みました。
人工受精により命を授かり、育てるシングルマザーの話です。この本何故だか私の母親が読んだみたいで、私に「読む?シングルマザーの話」と一言言って貸してくれました。
シングルマザーとして生きること。
仕事と子育ての間のこと。
周りとの調和を取りながら、自分を生きること。
命の意味への模索と肯定、そして子供にどんな風に伝えていこうかという葛藤。
でも子供は全部知っている不思議。
母親との距離感。
元夫との距離感。
助けてが言えない自分。
絶対的に守りたいモノができた時、人は想像以上の力を持ち強くなる。
同時に、その強い信念を曲げられず、驚くほど盲目に、そして弱くもなる。
そして、やっぱり子供によって生かされている。
ちょうど数日前に仲間がシェアしてくれた「神様との約束」という映画を思い出す。胎内記憶から、子供が「ママを選んで生まれてきたよ。」ということを伝えてくれるお話。私もまだ見てないんだけど、数年前に子供からお風呂で言われたことがある。「ママがひとりぼっちで寂しそうだったからママにしよと思ってきたんだよ。」って。
そうなんだ。きた時はママはまだ離婚してなかったと思うけど、そう見えてたんだね。ありがとうね。
自分が世の中で一番大変で、どうしていいかわからない時、人は外に向けて攻撃的になる。でもそれがダメなんじゃない。だからこそ、痛みが分かるんだ。
いつも、
みんな、
必死に生きている。
そんな顔を微塵も見せずに。
だからなんだ、私が常に伝えたいメッセージ。それは…
「今どんなところにいても、どんな自分でも大丈夫だよ。」