【戯れ言】田舎の力 | 「風の色を探して」

「風の色を探して」

気ままに訪れた場所、見つけた品、多彩(?)な趣味を紹介。<br>
地元の情報もできるだけ書きます。
そして、時には独断の独り言を発するhiroの徒然なるブログです。

「山や水うかげ。人や世間うかげ」

という言葉が
奄美地方にはあるということを、
奄美出身のある人が教えてくれました。

「水があるのは森の木々のおかげで、
木々があるのは水のおかげ。
人も同じで周りの人々の助けや支えがあってこそ。
感謝の気持ちを忘れずに人の役に立ちなさい」

というような意味だそうです。

こういう言葉が
老人から孫へと伝承されていく。
小さい頃は意味がわからなくても、
大きくなってからその意味を知る。
そういうことの積み重ねが、
その地域の人や風土を
作っていくのでしょう。

田舎と呼ばれる場所には、
おじいちゃん力やおばあちゃん力が残っています。
子どもがまともに育つのに必要なのは、
実はそういうお年寄りの力なのではないかと、思います。

都市で核家族で生きていては
手に入らないものが、
田舎にはある。

大地があって、
その大地に根ざした生き方をしている
おじいちゃん、おばあちゃんがいて、
大地のエキスや大地に根ざした知恵を
孫たちにわけてくれる。

それが田舎の力であり、
可能性ではないかと、
最近ふと思うのです。

hiro