話は最近に戻る。自分が腋臭である為、ネットでも同じ境遇の人の情報を覗いてしまう。腋臭の治療などを頑張って続けて臭いがなくなった人もいる。手術後にまた再発して苦しんでいる人もいる。現代社会がつくった病気ではあるが、もう立派な大病である。仮に手術が成功して自分の臭いが消え去っても、遺伝子だけはどうしようもない。この遺伝子を持って子孫を残そうものなら、また子供に辛い思春期をもたらす可能性が残される。
 動物として、縄張りや求愛などに用いられたフェロモンなど、もう現在の日本では差別の象徴でしかなくなってしまった。本来、病気でもないものに病気としてしまった現在…表と裏では歪みが生じる。

 普通に生きていれば、表面上は叩かれる事はなくとも、ひとたびネットを覗けば「ワキガ死ね」「ワキガ消えてなくなれ」などなど酷い言葉が埋め尽くす。
 
 また別の病気にかかった人は「勇気をもらった」「心配です」「頑張って」…
 このような言葉をかけるのが正しいかは別にとして、人として扱ってもらえていいなぁと、ふと思う時がある。