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半袖とチノパンと靴下とサンダル
メガネと坊主はイヤホンをつけている
空はリクルートスーツを着ている
何だか自分を誤魔化しているようだ
月は何だか元気がない
まるでお腹を空かせている僕のようで
空に飲み込まれそうになりながら
かすかに生きている
星は光っている
まるでベッドで描く理想の僕のようで
確かに光っている
確かに光っている
月は輝き方を知らないのかな？
星は輝き方を知っているのかな？
そういう僕はどうだろうか？
あの星のように輝きたいと
と願う割に
あの月を輝かせてあげたい
と誓うことはない
幸せになりますように
と願う割に
幸せにしてあげたい
と誓うことはない
今日で十代が終わる
明日からは二十歳になる
十九、二十
確かに僕は生きている