引き続き行動原理について書いていきます。
お客様の許可を頂いたので、
今、レッスンで伺っている
ヨーキーのニコちゃんのことを分析(?_?) してみます。
ご相談内容は、『咬みつき』に関して。
そして、クレートでの移動中の唸りとキレながら
吠えている様子を動画に撮っておられました。
この写真からは、想像出来ないでしょ?
咬みつきの程度としては、
『出血が伴う程の咬み』
見せて頂いた動画も、平常心ではないのが
よく分かるものでした。
主にお世話をするママさんは
初めて飼う犬であり、手探り状態での子犬育てを
してきて、獣医さんにしっかり躾けないと
いけない
と言われ、一生懸命にニコちゃんを
育ててきたのです

『どうして咬むようになったか分からない
』
』ママさんからしたら、突然咬むようになった
と思うでしょう。
「ダメ!」とイケナイことはちゃんと教えようと
努力もしてきました

ニコちゃんは、咬んでしまった時には
自ら反省しているようにハウスに
入ってすまなそうな表情をしている
と。
と。人は大好きで、私が初めて伺った時も最初は
少し警戒したものの、吠えかかったり
攻撃的な態度は見られませんでした

走り込み、ハウスの中で警戒してガルル〜〜

家族も近づけない状態です

時間をかけて心を解してあげないといけない事は
一目瞭然でした

前回、書いた『正の弱化』を用いたことによる
副作用が出ている可能性があるのです

嫌な事から逃れる為に。
『負の強化』がニコちゃんの中で起きてしまった

ご家族も辛いですが、このストレスフル状態の
ニコちゃんの気持ちがとてもとても痛くて

私がニコちゃんの気持ちを少しずつ代弁し、
ニコちゃんのまとってしまった鎧を脱いで
いけるように
飼い主さんをフォローしていかなくては
いけません

お散歩も連れ出してあげたい

マッサージが気持ち良いことを教えてあげたい

ニコちゃんの恐怖心を取り除いてあげたい

レッスンを進めて。
ニコちゃんが私の差し出した手をペロンと
出来たことを褒める

そんな小さな小さな歩みを続けています

人の手を信用出来なくなってしまったのは






