私が数ヶ月来やきもきし、
また、数日前から憤りを禁じえないでいることがあります。
それは、中村あきさんという方の
『ロジックロックフェスティバル』(以下、『LLF』とします)という御本が、
古野まほろ氏の『天帝のはしたなき果実』(以下、『果実』とします)という御本に
とても良く似ていることについて、
前者の版元である星海社の対応があまりにお粗末であるということです。
問題の概要・経緯、本文の比較対照につきましては、
「ロジックロックフェスティバル検証Wiki」(http://www59.atwiki.jp/mahoronian/)にて
肝要な部分が簡潔にわかりやすくまとめられていますので
是非そちらをご参照ください。
さて、私がこの問題を知ってから疑問に思っていて、
なおかつ上記検証Wikiを参照しても答えの見つからなかったことがあります。
それは、『LLF』を見出して出版した星海社の太田氏が、
『果実』のことを知っている蓋然性がかなり高いにもかかわらず、
何故『果実』について一言も言及しないのか、ということです。
太田氏が『果実』のことを知っている蓋然性が高いと述べましたが、
その証左は以下のとおりです。
まず、『果実』は講談社発行の小説雑誌『メフィスト』にて募集されている
メフィスト賞という新人賞の第35回受賞作です。
太田氏は、当時この『メフィスト』を扱う講談社文芸図書第三出版部所属の編集者でした。
『果実』が取り上げられた時のメフィスト賞の選考座談会には、
太田氏も参加しています。(『メフィスト』2005年9月号掲載座談会より。
なお、太田氏が座談会中のどの人物に相当するかについては、
2007年1月に掲載されたAmazon.co.jpスペシャル・フィーチャー: 講談社ストア内の
ゲスト・レビュアー:第1回 太田克史(講談社BOX編集長)
(http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?docId=1000021086)を証左としています)
『果実』が受賞作として発表された座談会では、太田氏は遅刻とありますが、
(『メフィスト』2006年1月号掲載座談会より)よもや遅刻したからといって
それまでの議事を知らされないということはないと思われます。
そして、もうひとつ。この疑問について語るにあたり、
宇山日出臣氏という方のことを忘れてはならないでしょう。
宇山氏は、先述の『メフィスト』の創刊者であり、メフィスト賞の創始者です。
それ以外にも、かの中井英夫氏の『虚無への供物』の文庫化、
有栖川有栖氏・綾辻行人氏・京極夏彦氏・森博嗣氏・西尾維新氏といった
当代の人気作家の発掘・担当を手掛けるなど、
「新本格」ムーブメントを語る上では絶対に外せない方です。
その宇山氏が最後に見出した作品が、古野まほろ氏の『天帝のはしたなき果実』です。
さて、太田氏は以前、宇山氏にインタビューを行った際にその席で
「太田克史は宇山日出臣の最後の弟子だった」と引退するときに言われたいと
述べています(『ファウスト』vol3より)。
また、『LLF』を宇山氏に読ませたいという旨の発言もありました
(『2013年夏 星海社FICTIONS新人賞 編集者座談会』より)。
太田氏は、宇山氏のフォロワーでありたいと自らを定義付けながら、
何故宇山氏が最後に見出した作品である『果実』と
その作者である古野氏に対して何も言及しないのでしょう。
本件において、『LLF』と『果実』に「類似点が多い」ことばかりが
大きく取り沙汰されているようですが、
問題とするべきはそこだけではないように思います。
むしろ、太田氏が少なからず関わりを持っているはずの先行作品を黙殺していること、
そして、星海社がその先行作品と類似点の多い作品を
ただ剽窃の疑いについてのみ頑なに否定するだけで、
適切な説明なしに世に出していることこそが問題であると私は考えます。
また、数日前から憤りを禁じえないでいることがあります。
それは、中村あきさんという方の
『ロジックロックフェスティバル』(以下、『LLF』とします)という御本が、
古野まほろ氏の『天帝のはしたなき果実』(以下、『果実』とします)という御本に
とても良く似ていることについて、
前者の版元である星海社の対応があまりにお粗末であるということです。
問題の概要・経緯、本文の比較対照につきましては、
「ロジックロックフェスティバル検証Wiki」(http://www59.atwiki.jp/mahoronian/)にて
肝要な部分が簡潔にわかりやすくまとめられていますので
是非そちらをご参照ください。
さて、私がこの問題を知ってから疑問に思っていて、
なおかつ上記検証Wikiを参照しても答えの見つからなかったことがあります。
それは、『LLF』を見出して出版した星海社の太田氏が、
『果実』のことを知っている蓋然性がかなり高いにもかかわらず、
何故『果実』について一言も言及しないのか、ということです。
太田氏が『果実』のことを知っている蓋然性が高いと述べましたが、
その証左は以下のとおりです。
まず、『果実』は講談社発行の小説雑誌『メフィスト』にて募集されている
メフィスト賞という新人賞の第35回受賞作です。
太田氏は、当時この『メフィスト』を扱う講談社文芸図書第三出版部所属の編集者でした。
『果実』が取り上げられた時のメフィスト賞の選考座談会には、
太田氏も参加しています。(『メフィスト』2005年9月号掲載座談会より。
なお、太田氏が座談会中のどの人物に相当するかについては、
2007年1月に掲載されたAmazon.co.jpスペシャル・フィーチャー: 講談社ストア内の
ゲスト・レビュアー:第1回 太田克史(講談社BOX編集長)
(http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?docId=1000021086)を証左としています)
『果実』が受賞作として発表された座談会では、太田氏は遅刻とありますが、
(『メフィスト』2006年1月号掲載座談会より)よもや遅刻したからといって
それまでの議事を知らされないということはないと思われます。
そして、もうひとつ。この疑問について語るにあたり、
宇山日出臣氏という方のことを忘れてはならないでしょう。
宇山氏は、先述の『メフィスト』の創刊者であり、メフィスト賞の創始者です。
それ以外にも、かの中井英夫氏の『虚無への供物』の文庫化、
有栖川有栖氏・綾辻行人氏・京極夏彦氏・森博嗣氏・西尾維新氏といった
当代の人気作家の発掘・担当を手掛けるなど、
「新本格」ムーブメントを語る上では絶対に外せない方です。
その宇山氏が最後に見出した作品が、古野まほろ氏の『天帝のはしたなき果実』です。
さて、太田氏は以前、宇山氏にインタビューを行った際にその席で
「太田克史は宇山日出臣の最後の弟子だった」と引退するときに言われたいと
述べています(『ファウスト』vol3より)。
また、『LLF』を宇山氏に読ませたいという旨の発言もありました
(『2013年夏 星海社FICTIONS新人賞 編集者座談会』より)。
太田氏は、宇山氏のフォロワーでありたいと自らを定義付けながら、
何故宇山氏が最後に見出した作品である『果実』と
その作者である古野氏に対して何も言及しないのでしょう。
本件において、『LLF』と『果実』に「類似点が多い」ことばかりが
大きく取り沙汰されているようですが、
問題とするべきはそこだけではないように思います。
むしろ、太田氏が少なからず関わりを持っているはずの先行作品を黙殺していること、
そして、星海社がその先行作品と類似点の多い作品を
ただ剽窃の疑いについてのみ頑なに否定するだけで、
適切な説明なしに世に出していることこそが問題であると私は考えます。