できるようになる喜び。 | ウィッツ青山学園高等学校 ★教員ブログ★

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教職員が日替わりで学校の様子をお伝えします。

季節の変わり目特有の天候が続いており、新たなスタートへの期待と不安をいだいているアキラです。

さて、生徒が意育プロジェクトで取組んだキャラクター作り&ポスター作り。間もなく完成します。このキャッチコピーをご紹介。

「できない・・・」
そこからはじまった。
「できたっ!」
今はたくさん言える。


とても素直な言葉で、私では到底考え付かないキャッチコピーです。
考えてくれたのは、2年生の生徒です。
入学してから2年、本人の実感として表現された言葉だと思います。

社会で生きていくために、小さいころからあれもできなければいけない、これもできなければいけない、と求められ続けて育ちます。できることが当たり前だと言い聞かされて、皆さんはいつしか「できるようになった喜び」を忘れていないでしょうか?

このキャッチコピーから私は、そのとてもシンプルな喜びが伝わってきました。

決して高い次元ではなく、ごくごく小さなことでも、できなかったことができるようになった時の喜びを感じて欲しいです。

そして、この喜びを子どもたちが経験するためには、例えば初めて歩き出した赤ちゃんの周りにいる大人の反応のように、身近な周りの大人の反応が何より大切なことなのだと感じます。

そんな環境だったら、できないことが多いほど喜べる回数が多いと思えて前向きになれませんか?

もしかすると、子どもだけの話しではなく、大人にも必要なことなのかもしれません。