責任2 | ウィッツ青山学園高等学校 ★教員ブログ★

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教職員が日替わりで学校の様子をお伝えします。

責任

人が引き受けてなすべき任務 『広辞苑』より

ここ数週間の間、メディアを騒がせたイスラム国。湯川氏、後藤氏はかえらぬ人となりました。この場を借りてまずご冥福をお祈りいたします。

今回の二名の死の責任は、果たして誰に問われるのでしょう。

身代金を払えば、日本がテロの標的になるため、二名の命より多くの命を選んだ国でしょうか。それとも、渡航禁止に従わなかった当人の自己責任でしょうか。

先日お送りしたブログで、自らの選択と決断には責任が問われる、と書きました。ネットでは様々な憶測が飛び交っており、イスラム国が撮影した動画で、後藤氏が「みすてろ、たすけるな」という内容のモールス信号を送っていたとの説もあります。

 今回のことは、様々な立場の人間の責任が交差し、本当に大切にしなければならなかったことは、なんだったのか、ということはそれぞれが考える『正義』によって答えが違ったのではないでしょうか。

 ただ、自己責任だからといって、見放すこと、見限ることは正しいことなのでしょうか。教育現場においても同じことだと思います。私たち教師が守ることができる間、生徒には、成功と同時に失敗も経験してほしいと思います。そこには、生徒が自ら選んだ決断したという責任と、私たち教師が見守るという責任も同時にあるのです。

自己責任で解決することは、見守る側が無責任ではないかと思います。

本当に大切なことは何か。という答えを見つけるには考えることが、常々大事だということ。

自分の考える正しいことを中心に、選択し決断して行動し、責任を持つこと。

大人になるとはこういうことだと思います。

わっきーでした。