名古屋市守山区の放課後等デイサービス ウィズユーもりやまの児童指導員 佐野です。

デイに来る子たちは、私たちおとなは当たり前にできてる事につまずきのある事が多いですが、その1つに言いたい事と出てくる言葉が違う事があります。

(※写真はイメージです)

一週間に一度来るとってもパワフルな3年生の女の子。前よりずいぶん、状況と言葉が一致して来ましたが、自分の思いを表現するのがもう一歩難しいところ。そんな彼女はやりたい事がいっぱい。

デイに来ては、やりたい事が消化できてないのか

「帰らない!」と泣く事が続いていました。

お母さんに他ではどうしてるかなど聞いて、ウィズユーでの彼女の様子をスタッフ全員でよく考え、

臨んだ今週。

事業所で用意している事を提示しながら、都度彼女の意向を聞いて時間を過ごしました。

「よし!今日はやりたい事を消化できてるかな」と

思い、いよいよ帰り間際。彼女が


「ちょっと発表があるから」

 

と言い始めました。「どうぞ!」と明るく促しても壁に貼ってある的の点数を読んでいる様子。

なんの発表だろう?考えても考えても分からず

時計は進む……

もう時間が限界だったので、私が的の数字を

「10点50点100点1000点おめでとうございます🎉」と勢いよく言ってみると、納得した表情で「さようなら」と挨拶し、サッと靴を履いて車へ向かいました。

「発表」というのが何を指してたのか、私の言った事が彼女の望んだ事だったのか分からないけど、

少なくとも思う事と出た言葉は違ったよう。

今後また思いと言葉を繋ぐ関わりをさせてもらいたいと思う日になりました。