きょうは「没後50年鏑木清方展」を見てきたのですが、


「さじき」と題されたこの絵は太平洋戦争で焼け落ち(空襲で外郭以外のほとんどを焼失)、昭和26年に再建された歌舞伎座のために描かれた作品。





銀座の柳を見ながら、鏑木清方が関東大震災の前の明治時代の庶民の暮らしを情緒深く描いた心根を考える。


本展のビジュアルキューになった「築地明石町」。図録に絵のモデルとなった女性の写真や下絵もあり、


いい絵だなあと思う。