食べかけみたいな月が偶然映った。
今月は6回、冴えないな。
またあした、来月から頑張ればいい。
子ども向け名作全集の端本で読んだ『駱駝祥子』のラストはコツコツ働いて得た自分の俥を失った祥子がもう一度立ち上がって駆け出す姿だった。解説に子ども向けには過酷な祥子の運命をすべて紹介しなかったが、原作も大きくなったら読んでくださいとあった(大意)。
私にはすごくおもしろかったので、高校になって岩波分岐で読んだけど悲惨とは思わなかったなあ。
あしたを信じて何度でも駆け出す(子ども向けでもけっこうなしくじり先生である) 駱駝祥子の物語はいつでも励ましてくれる。
なぜか夕日を見ると『駱駝祥子』を連想するのでした。
子ども向け名作全集は『赤毛のアン』と『西遊記』の巻だけ気まぐれで買い与えられたものだったが、翻訳も挿絵もすごくよかったので、大人になったら全巻読みたいと思った。ってもちろん読んでいません笑。
考えたらいろんな全集の1、2冊だけ買い与えられるパターンだったなあ。私が全集好きに成長したのは端本育ちだったからなのだといま気づいた。